どうすればいい ページ28
ci side
最近なんだかAの様子がおかしい。
いつもよりなんというか、顔色が良くなくなった。
食事も少し残すようになったし、前よりも忙しそうにしている。
それは俺だけではなく、幹部全員が感じていることのようで。
だがまだ、仕事人を辞めて仲間になってくれと説得するには何も掴めてなさすぎる。
どうしたら……………
『…おはよう…ございます…』
その声に顔を上げる。
昨日より疲れたような表情のAが、隣に座った。
tn「おい…大丈夫か？最近なんか顔色悪いで…」
sya「ちゃんと休んどる…？」
『…問題ありません。』
Aはそう、俺達の心配に短く返事をして、朝食を食べ始めた。
それから数十分。
Aは朝食を食べ終えたらしい。
が、今回も完食というわけじゃなかった。
『ごちそうさまでした。』
がたり、Aが椅子から立ち上がる。
rb「…っちょ…！」
ci「…！」
瞬間、Aが目眩を起こしたように、体を揺らした。
os「Aちゃ…」
『大丈夫です…すいません、仕事に戻ります…』
オスマンさんの言葉を遮り、Aは食堂を出て行った。
あれは絶対大丈夫じゃない。
最悪引きずってでも休ませないと…
ci「……っ俺、医務室連れてってきます…！」
gr「あぁ、頼んだ。」
食堂を出て、Aを探す。
ci「あ、おった…！」
廊下を歩くAの足はやはりおぼつかない。
ci「A！」
走ってAに手を伸ばす。
が、確実に届くはずだった手は、空気を掴み、
視界からAの姿が消えた。
ci「え…」
＿…ﾄﾞｻｯ
視線を下に向ければ、Aは力なく横たわっていた。
ci「…ｯA！？A！！」
大きな声で呼んでも反応はない。
急いで仰向けに寝かせ、脈を確認する。
それからしんぺいさんに連絡。
これから運ぶと伝えて、Aを抱き上げた。
あまりにも軽すぎる体は、すぐに壊れてしまいそうで、なるべく揺らさないように医務室へ急いだ。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
医務室に着いて、ベッドに寝かす。
しんぺいさんが触診してるのを横目に、
俺は一応Aが倒れたことを他の幹部にも伝えた。
ci「しんぺいさん、Aは…」
ps「多分、過労だと思う。恐らく睡眠不足が主な原因だろうね…点滴を投与して、経過を見よう。」
ベッドに横たわるのを見るのは今回で2度目か、
ci「なんで……A…」
こんな体で、お前は一体何を抱えてんねん……
どうしたら俺は、俺達は、お前の力になれる…？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 229人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
イデア(プロフ) - 幽さん» 嬉しいですｯｯ！ありがとうございます！！ (2021年1月17日 22時) (
レス) id: 8186d383a3 (このIDを非表示/違反報告)
幽(プロフ) - あ…あ…(カオナシか）イデアさんの作品本当好きです…頑張ってください！！！！(クソデカボイス) (2021年1月17日 22時) (レス) id: f39ca8b6cc (このIDを非表示/違反報告)
イデア(プロフ) - momo さん» momoさん…！最近更新できてなくてすいません()ありがとうございます、頑張ります…！！ (2020年7月11日 18時) (レス) id: 8186d383a3 (このIDを非表示/違反報告)
momo - イデアさんお忙しいかもしれませんが頑張ってください（一人の読者より） (2020年7月11日 18時) (レス) id: 3d27b60cc8 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(プロフ) - momo さん» ci「…ﾀｽｹﾃ」zm「お前もっと食えや！こんなんじゃ俺になんて一生勝てへんぞw」syp「何したんやお前……（）」 (2020年6月18日 20時) (レス) id: 8186d383a3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：イデア | 作成日時：2020年4月4日 4時
