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同級生達が数人体育館で正座させられてる。
のを、入口近くで壁に寄りかかりながら聞く伍代くん。
と、それをビクビクしながら外から覗き込む私。
「だ、大丈夫かなあ」
「怖ぇなら待ってろっつったろ」
「私は行きませんなんて言える雰囲気じゃなかったもん…それに伍代くん心配だし」
「ビビりに心配されてもなぁ」
とか言いながら、ちょっと立つ場所をズラして向こうの人たちからは私が見えないようにしてくれた。
細身なのに頼りがいのある背中を見ると、やっぱり男の子だなってキュンとする。
思わず手を伸ばして背中に触れそうになったけど、さすがにそれは怒られるかと思って裾を掴んだ。
「…マジで市松来させるんじゃなかった」
「え？」
伍代くんの顔を覗き込んだけどシカトされた。
仕方なく体育館の中での会話を聞いてると、正座させられてる彼らは頭のツンツンした特服を着た男にやられたらしい。
「おい伍代。おめぇ一緒に行ってその特服捕まえてこい」
「…めんどくせぇ」
「何か言ったか！？」
「ひっ、」
リーダー格の男に思わずビビってる私を他所に、澄まし顔の伍代くんは体育館を出ていく。
特服って…今時そんなの着てる人いるんだ。
そんなふうに考えながら伍代くんの後をそそくさと追いかけた。
「ねぇ、本当に特服の人探すの？」
「…ああ、ちょっと心当たりがある」
「え、嘘、知り合い？」
「今時特服なんて着てる奴、“ナンバ”しかいねぇだろ」
「ナンバ…って誰？」
「お前は知らなくていい相手だ。今日はとっとと帰れ」
「えー！私も特服さんに会いたい！」
「お前は来るな」
分かったか、なんて睨みつけられちゃ、はい、って言うしかない。
けど、基本人に興味無い伍代くんが興味を持つ相手なんて、気になるなあ。
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はるちよ - めちゃくちゃ面白いので、続き書いてください!!待ってます!! (11月16日 16時) (
レス) @page14 id: b6e7a94813 (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - ゆっくりでもいいので続き楽しみにしてます！ (2023年4月15日 14時) (レス) @page14 id: bffc973e04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まれぴゅま
| 作成日時：2023年1月14日 16時
