検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:9,072 hit

014 ページ14










「待ってるのも何だからよぉ、こっちから来てやったぞ」

「何だアイツ」

「何ボーッとしてんだよ」

「1人で乗り込むか?普通」

「伍代くん、どうするの…?」

「おら!どっからでもかかってこいや」









クイ、と手招きする難波くんに半笑いの市松の先輩達。

まだ特服ってことには気づいてなさそう。









「来ねぇならこっちから行くぞ」

「…中学の時の連れなんすよコイツ」

「あ?」









今にもおっぱじめそうな難波くんと先輩達の間に慌ててはいる伍代くん。









「この前貸した1万円だろ?悪かったよ。返すからほら、こっち来い」

「おい伍代」

「さっきのつまんねぇ話ならまた今度。ほら行くぞ」









私と難波くんは、伍代くんに引っ張られるがままに市松を後にして河原へと向かった。













「え、まだバラしてねぇ?」

「つか、ハナからお前のことをバラす気なんぞねぇよ。俺は学校の面子なんか興味ねぇし、上にお前のことを教える義理もねぇ」

「へぇ…お前変わってんな」

「お前に言われたくねぇよ」

「なんだお前良い奴じゃねぇか」

「でしょ!伍代くんイケメンな上に優しいとか最強でしょ!」

「ハウス」









思わず大きな声を出すと伍代くんに制止される。

うう、一匹狼な伍代くんが誰かに褒められることって滅多にないから嬉しかったのに。










「A、今日はもう帰れ」

「え、何で!」

「あんまお前に見せるモンじゃねぇから」

「また喧嘩する気だ」

「ほら、明日も迎えに行くから。気をつけろよ」










伍代くんに促されるまま、私は河原を去る。

…振りをして茂みに隠れた。

このままオチオチ帰れませんって。










続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←013



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
99人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

はるちよ - めちゃくちゃ面白いので、続き書いてください!!待ってます!! (11月16日 16時) (レス) @page14 id: b6e7a94813 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ゆっくりでもいいので続き楽しみにしてます! (2023年4月15日 14時) (レス) @page14 id: bffc973e04 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まれぴゅま | 作成日時:2023年1月14日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。