002 ページ2
･
伍代くんと歩く市松の校舎は、本当に心強かった。
市松って有名なヤンキー校なのは知ってたけど、まさか歩いてるだけで絡まれるとは。
市松ヤンキースタンプラリーでもしたら3日とせず全校生徒を制覇できそうだった。
伍代くんが隣にいるだけで、男の子はビビって話しかけてもこない。
やっぱり凄いな、伍代くんは。だなんて考えながらその横顔を見つめる。
うん、今日もかっこいい！
「見すぎだろ」
「強いね、伍代くんは」
「どっかの誰かが弱ぇだけだろ」
う、と顔を顰める。
先輩やら同級生やらが絡んでくる度に伍代くんには苦労をかけてばかりだ。
せっかく髪を染めたのに、本物のヤンキーには高校デビューだとあっさり見破られてしまうらしい。
「お荷物でしたら1人で行動します…」
「アホか、絡まれたらどうすんだよ」
「何とかします」
「無理すんな」
そんな優しいところも好きです、だなんて言っても軽くかわされるんだろうなあ。
市松のヤンキーは群れてばかりだけど、一匹狼な伍代くんは先輩にも媚びない。
かっこいい、どこまでもかっこよすぎる！！
「おい伍代！体育館来いや」
…早速、波乱の予感です。
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 99人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はるちよ - めちゃくちゃ面白いので、続き書いてください!!待ってます!! (11月16日 16時) (
レス) @page14 id: b6e7a94813 (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - ゆっくりでもいいので続き楽しみにしてます！ (2023年4月15日 14時) (レス) @page14 id: bffc973e04 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まれぴゅま
| 作成日時：2023年1月14日 16時
