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純情チョコレート@碧音 ページ6
2月11日。
バレンタインという名の
リア充がイチャコラする日まで
後、3日。
私、Aはそんな日に、出掛けに行っていた。
何のためかって言うと....
____チョコレートの材料を買いに行くためだ。
毎年、この時期になると友達にチョコをねだられる。
今年も....
「Aー！！チョコくださいな！」
満面の笑みで、ねだられた。
まったく、私の作るチョコの何処がいいんだ。
そう思いながらも、ポイポイとかごに材料を入れてく。
そして、レジへ行き
会計を済ませて、ささっと家に帰る。
____今の私の脳内に浮かんでるチョコあげる人のなかに
あの人もちゃんと思い浮かんでいた。
家に入って、買ってきた材料を冷蔵庫に入れていると....
《♪♪♪♪》
コートのポケットに入れたままのスマホから着信音が鳴る。
誰だろう、と思いながらも
誰か、確認しないまま出ると....
『もしもし....Aちゃん....？明日の部活のことで....』
まさかのあの人じゃないですか。
あの人の声を聞いた瞬間に
高鳴る鼓動。
赤くなる顔。
停止しそうになる思考。
そう考えていると....
『もしかして、都合悪かったかな....？また、かけようか....？』
その声に、停止しそうになっていた思考が
また動き出す。
そして....
「大丈夫ですよ。いきなりでビックリしただけです。
歌詞太郎先輩」
純情チョコレート2@碧音→←幼馴染チョコ 5 ＊あとがき ＠ちー。
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