第2話 ページ3
3人で屋上に行くと聖子ちゃんカットの可愛らしい女の子が立っていた。
理子「あー!その子が転入生の子?可愛い!!」
三橋「Aちゃん困らせんなよブス!!」
理子「ひどーい!!」
『あの、伊藤さん、このとても可愛らしいお方は…?』
三橋「どこが可愛らしいだよ!?こいつ武道やってんだぜ!?野蛮だろ?」
伊藤「その髪型の方が野蛮だろ。」
そんな会話を聞いていると理子さんがまじまじと自分の顔を見ているのに気づいた。
私も何処かで見たような…となっているとお互い思い出した。
『あ!!え!理子ちゃん!?』
理子「だよね?!Aちゃんだよね!?」
三橋「え、知り合いなの?」
理子「この子、三歳の時にジュニアで世界制覇したのよ!凄いでしょ?!」
『お、大袈裟だよ…。』
三橋「え、Aちゃんも武道やってたの?」
『幼い頃ですよ、親が別れるまで赤坂道場で習ってたんです。お兄ちゃんもよく迎えに来てくれてたんですよ。』
伊藤「へ、へぇ。なんか以外。」
目を丸くして伊藤君はいう。
理子「さ、もう食べましょ!時間過ぎちゃう!」
『そうだね!』
三橋「俺のAちゃんが…。」
伊藤「お前のじゃねえよ。」
食べながら談笑していると理子に習い事を聞かれた。
『施設の意向で塾には通ってるよ。』
伊藤「え?施設?」
『引き取ってくれたお父さんが死んじゃって、施設で暮らしてるんです。』
三橋「ふーん、施設って飯うまいの?」
『え、まぁ、美味しいのもありますよ?本当に何これっていうのもあるけど。』
そこ聞くか、と思っていると昼休み終了のチャイムが鳴る。
それで急いで戻り、授業の準備をする。
授業も終わり3人はせいらん?ってとこに行くって言って行ってしまった。
私は施設に帰り、塾へ行く。
塾から帰るともう遅い時間で、自分やほかの塾の子だけ一緒に食べる。
おいしいねーなんて話してるとあっという間に時間が過ぎ、慌てて自分達の部屋へ戻り、風呂に入ってすぐに寝た。
ーーーーーーー
相良猛side
今日はいつも遊び呆けてるお袋がなぜか家にいた。
ただいまなんて言わず、部屋へ行く。
ベッドに座り時計の隣を見る。
まだ両親が離婚してない頃の写真だ。
そこには愛しい妹の姿。
「会いてーなぁ。」
今どこで何をしてるのか。親父は元気なのか。そんなのも知らされてない。
ぽろっと出た声はかすれていて、小さかったのに、なんだか反響しているようにも思えた。
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キル・桜鬼乱(プロフ) - 有隣さん» ろっさまはこの出し方したかったんです・・・!楽しみに思っていただけて嬉しいです!これからも見守っていてください・・・!!更新頑張ります! (2018年12月19日 15時) (レス) id: b24d7f32b8 (このIDを非表示/違反報告)
有隣 - ろっさま出ましたね!!これからどうなっていくのか楽しみです!! 続き楽しみにしています!!更新頑張ってください!! (2018年12月17日 19時) (レス) id: 7a986fdb99 (このIDを非表示/違反報告)
有隣 - 本当ですか!?めっちゃ楽しみです!!ろっさまの威圧で攻撃出来ない開久とか面白そうですね……(勝手に想像しているだけ)ろっさま出てくるの楽しみに待ってますね!! (2018年12月12日 18時) (レス) id: 7a986fdb99 (このIDを非表示/違反報告)
キル・桜鬼乱(プロフ) - 有隣さん» ろっさまともたくさん絡ませようと企んでるので安心してください((楽しみだなんて言っていただけて光栄です!更新頑張ります!! (2018年12月12日 17時) (レス) id: b24d7f32b8 (このIDを非表示/違反報告)
有隣 - ヘタリアキャラ次は眉毛ですか!? 良いですね!!ちなみに私は露領です!!ロシアって多分どんなつっぱりにも負けないと思うんですよね← 続きがとても楽しみです!!更新頑張ってください!! (2018年12月12日 15時) (レス) id: 7a986fdb99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キル・桜鬼乱 | 作成日時:2018年12月1日 16時