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本日の仕事を終え、ペコペコのお腹を満たしにいつもの定食屋へ寄った。女性一人でも気楽に入れる安いご飯屋さんは貴重だ。
「生姜焼き定食お願いします」
注文を終え、携帯をチェックする。LINEを開くと、一番上にある永瀬の文字。
永瀬Aさん、今日会えませんか?
永瀬昨日のこと謝りたくて
永瀬すみません。今日じゃなくてもいいんで、時間作ってくれたら嬉しいです
何分かおきにLINEが入っていた。健気な所もあるんだと感心し、返信を考え始める。
『分かった。今日は難しいけど、今週末だったら時間作れる』
そこまで文面を打ち終え、見直すと今更だけど永瀬との関係が不思議に感じてきた。
永瀬に対して、これといって恋愛感情は無い。むしろ、うざったいと感じている。
だけど、現時点ですぐに交際の申し込みを断る気は無かった。もうすぐアラサーの女に交際を申し込んでくれる男は貴重だからだ。
となると、私の中で答えが出るまでこのままの関係を続ける？いつまで？時間を引き伸ばすことに意味はある？付き合わないなら、早く答えを出してあげないと……
そんな1人会議を脳内で繰り広げていると、ガラガラと店の入口が開いた。
音に反応して顔を上げると、入口には永瀬が立っていて、目線がバッチリ合ってしまった。
廉「あ」
「うわ、永瀬」
廉「うわ、って何ですか。さすがにその態度は俺でも傷つきますよ」
「ごめん、こんな所で会うと思ってなくて」
悪い反応をしたことが少し申し訳なくて思わず俯く。その間に、永瀬は正面の椅子に腰掛けて世間話を始めた。
廉「俺の家この近くなんすよ」
「へぇー」
永瀬と帰る方向が同じことは知っていたけど、まさかこんなに近くに住んでいたとは知らなかった。
廉「もしかしてAさんもですか」
「徒歩五分圏内」
そう言うと、永瀬の顔がパッと明るくなる。
廉「え、俺もそれくらいです。じゃあこれから毎日帰り送っていきます」
「いいよ、別に」
廉「休みの日はすぐ遊びに行けるし、なんなら泊まれるし……めっちゃ夢広がる」
「妄想広げすぎだから」
私の話をよそに、永瀬は空を見つめてぽわぽわと妄想を語り出したので慌てて止めた。
廉「ごめんなさい。あと、ついでにと言うか、昨日もほんまにすみませんでした。自分の中で感情が爆発して、勝手に気持ちぶつけちゃって」
その言葉で、昨日の永瀬を思い出して頬が熱を持ち始めた。
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ぷぅ∞(プロフ) - sikiさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです(,,> <,,) (2022年11月3日 23時) (
レス) id: 0b53292451 (このIDを非表示/違反報告)
siki(プロフ) - 好きです。（（真顔））好きです！！！！！！！ (2022年11月3日 8時) (レス) id: 3fe02dba58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷぅ∞ | 作成日時：2021年5月5日 18時
