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いつも通り、学校に行って授業を受ける。
たったそれだけのことが、あの日以来しんどくなった。
気分は沈んだままで、つまらない日常に嫌気がさす。
そんな俺と反比例するように、君は勉強に打ち込んでいるようだ。
俺は勉強なんてしないから、今までは遊んでばっかだったけど、今は誘われても行く気がしない。
ここ最近は真っ直ぐ家に帰るようになった。
変わったことは、もう一つある。
彼女じゃない女の子を家に上げるのを辞めた。
あの時のAに責められそうだから。
あれ以来、Aを見ないように、考えないようにしてるけど、そうすればそうするほど、逆にいつも考えちゃって、近づきたくなる。
でも、今更話してもどうにもならない気がして、自分からは話しかけられなかった。
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家で一人でご飯を食べたり、のんびり過ごしたりすることに慣れたあるとき、君が昇降口で立っているのを見かけた。
今日はあの日と違い、雲ひとつ無い晴天だ。
何してるんだろう。
あれから日は経ったけど、やっぱり直接話すのは、ためらう。
嫌いな俺に声をかけられたくないはずと思って、下駄箱の陰に隠れた。
君と鉢合わせないように、心の中で30数えてから帰ることに決めた。
いーち、にー、さん、よん、ご。
ろくを数えた直後に、どんと人がぶつかってきた。
紫耀「うわ、大丈夫ですか？」
「ごめんなさい、あ」
紫耀「あ」
ぶつかってきたのがAだと分かって、驚きで言葉が出ない。
Aも俺と分かって動揺している。
「本当にすみませんでした」
そう言い残して、教室の方へ向かおうとする君の腕を、俺は思わず掴んでいた。
今度こそ離さない、いや離せない。
紫耀「待って」
「あの、急いでるんで」
歩き出した君に引っ張られ、少し体がふらつく。
その瞬間、今は視線を合わせてくれないAの笑顔が急に思い出された。
紫耀「じゃあ一つだけ言わせて。好きです。俺の彼女になってください」
ムードも何も無い場所で言うのは間違ってると思うけど、俺には言うしか選択肢が無かった。
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ぷぅ∞(プロフ) - sikiさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです(,,> <,,) (2022年11月3日 23時) (
レス) id: 0b53292451 (このIDを非表示/違反報告)
siki(プロフ) - 好きです。（（真顔））好きです！！！！！！！ (2022年11月3日 8時) (レス) id: 3fe02dba58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷぅ∞ | 作成日時：2021年5月5日 18時
