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健「あー、やっぱ駄目か」
「健人のこと嫌いになりそう」
健「え、それは無理。A、調子に乗ってごめんなさい」
「許さない」
健「もー、仲直りしよって言ったのAの方なのに」
「だって変なこと言うから」
健「だってAが可愛いから」
「馬鹿なの」
健「そうだよ。Aのことが好きすぎて馬鹿になっちゃったの」
「はぁ」
健「ため息つかれるとか結構ショックなんだけど」
もう、健人とどう接したらいいのか分からなくなってきた。
好いてもらえてるのは嬉しいけど、健人は兄弟みたいなもんだし。
恋愛感情とかよく分からないし。
ここは一旦距離を置きたい。
「学校始まるまで家来ちゃ駄目だから」
健「え、ガチ？」
「ガチで」
健「無理無理無理。A不足で死んじゃう！」
「死なないから。学校始まるまであと1週間もないでしょ！私も宿題あって忙しいから」
健「うーーん、じゃあ毎日電話してもいい？」
「1日10分までだったらいいよ」
自分でも健人に甘いことは分かってるけど、仲悪くなりたくないから、甘やかしちゃう。
健「うん、分かった。Aと直接会えなくて寂しいから、愛を込めて電話するね♡」
「愛は込めなくていいけど」
健「じゃあ、また学校で」
「うん、じゃあまた来週」
健人と色々ありすぎて、課題は全然進まないま
ま、おやつの時間を過ぎてしまった。
「課題やんなきゃ」
重い腰を上げて部屋に上がるも、先ほどの健人とのやりとりが頭の中で再生されて、思うように集中できなかった。
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作者名：ぷぅ∞ | 作成日時：2018年8月19日 13時
