Second School Life《SZ》 (ページ34)

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Girl's talk ページ34

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教室に戻ると、聖ちゃんと衣梨奈が待ち構えていた。

聖「今日の放課後は、一緒に部活見学行こ」

衣「絶対だからね～」

部活か。考えてなかった。やり直す前は楽だからという理由で、手芸部だったけど。同じくやり直す前の衣梨奈は手芸部で、聖ちゃんはサッカー部のマネージャーだった。

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放課後、女子3人で部活見学を回る。バレーボール部、ソフトテニス部、軽音部、吹奏楽部……いわゆるメジャーな部活ばかり。

聖「こんなにたくさんあると悩んじゃうなー」

衣「そうだね。えりはテニスとか、あとはマネージャーとかやってみたい！Aちゃん、勝利くんって何の部活入るか知ってる？」

「えっと……分かんない」

衣「そっか。分かったら教えてね」

少し頬が赤らむ衣梨奈。それに気づいた聖ちゃんが聞いた。

聖「衣梨奈、勝利くんのこと好きなんだ？」

衣「好きかも」

「えー！」

マリ「えー！」

まさか天使の勝利に恋するとは思わなかった、と思ったら、近くでマリちゃんの声も聞こえた。

マリ「勝利、モテるんだ」

マリちゃんはなんだか悔しそう。

聖「Aは、風磨くんと一緒の部活？」

「え、なんで？」

衣「いっつも風磨くんと一緒じゃん」

「そんなことないよ！」

聖「あるよねー」

衣「ねー」

「風磨くんの入る部活知らないし」

聖「ダンス部らしいよ」

衣「行ってみようか！」

「あ、それよりサッカー部はどう？」

ダンスが苦手な私は必死に抵抗したけど、まずはダンス部行ってから、と二人に連行された。

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ダンス部の活動場所に行くと、数人の新入生が軽く踊っている。ダンス経験者らしく、かっこいい踊りだ。

さすがにロックダンスは踊れない、諦めて帰ろうとすると風磨くんとすれ違った。

風「奇遇じゃん。ダンス興味あんの？」

「ダンス苦手なんだけど、二人に連れられて来たの」

風「そうなんだ。俺はほぼダンス部に決めたから、お前も考えてみろよ」

と言って、風磨くんはダンス部の練習へと向かった。

衣「ああ言われたら、もうダンス部に決めればいいじゃん」

「んー」

どうしてもダンス部に乗り気になれなくて、サッカー部の見学に行った。

サッカー部には健人くんがいるはずだ。強豪校出身の健人くんは、その中でも注目される選手で、高校入学する前から練習していたと聞いたことがある。

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