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黒side
〈...め、...めめっ！ねぇ、めめったら！〉
ぼーっと空を見ながら、康二のことを考える。俺の脳内を占めるのはいつも康二のことばかりで、なんか笑えてくる。こうして親友の声すら届かないんだから...。ん？親友？えっ？
「うわぁっ！？なんだよ、ラウール！」
〈もうっ！信じらんない！さっきから何回も呼んでるのに！〉
どうやら、何度も俺を呼んでいたらしい。康二のことばっか考えてたから、全然気づかなかった...。俺、どんだけ康二に執着してるんだろうか...？やっぱりどうにもこの気持ちは消せないみたい。何度「好き」「好き」「愛してる」と呟いても彼との距離は埋まらないし、埋めさせてくれない。いつまで経っても近づけないし、近づけさせてもくれやしない。何回唱えても、それは馬鹿みたいに一瞬にして消えてしまうほどの魔法だったのだ。
「ごめんって。どうした、ラウール？」
〈あれから康二先輩には触れられた？〉
...ったく。痛いところを突いてくるな。最近、触れられなくて困ってるの知ってるくせに...。
“岩本先輩”という壁を越えられなければ、このままずっと触れられずに終わってしまう。それだけはどうにか避けたい。でも、その壁は強い上に分厚すぎるのだ。
「全く...」
〈分厚いね、“岩本先輩”...〉
「っ、あぁ...」
色々な感情...それは愛情だったり、その他の汚い感情など諸々。知らないと決め込む苦労をあんたは知ってんの？知らないでしょ？俺は康二を好きになって知ったよ。でもさ、康二はそれでいい。むしろそのままでいてよ？けど、これだけは言わせて？大体さ、純粋なフリして脈ありそうって思わせそうな態度だけは控えてよ。
それでも俺はそんな康二を許してしまう。でっかくて厄介な恋の病はいつまでも続く。「好き」だとか「愛してる」だとか何回も何千回も伝えても、伝わらないし上手くかわされてしまう。きっと永遠に届かないんだろう、なぜなら俺はただの会ったばかりで康二の全てを知らないただの男という存在なのだから...。
けれど、いつかは俺に意地でも振り向いてもらう。それだけ康二に本気だから。覚悟しててよ...！
End.
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H、H(プロフ) - 原石✖️めめのお話っていけますか？ (2023年2月12日 5時) (
レス) id: 6484f6fe2e (このIDを非表示/違反報告)
ばばっと(プロフ) - みーさん» 本当ですか！？それは光栄です(*^^*) ほんと思いつきで書いたので、あまり期待はしてなかったのですが･･･。まぁ、参考文献があんな感じだから、もしかしたら行けるかなとも思いつつ書いたのが良かったのかも知れませんね！ありがとうございます！ (2021年6月24日 22時) (レス) id: 8c5ef1e166 (このIDを非表示/違反報告)
みー - ボードゲームのお話、最高です！めちゃくちゃ笑いました(笑) (2021年6月23日 2時) (レス) id: 978894b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
ばばっと(プロフ) - 勿論です！(￣▽￣) 元々、続編書く予定でしたから、構いませんよ(*^^*) 今のところ、出演者は決まってるんですが、内容までは思いついてないんですよねぇ(汗) なので、思い着き次第、書き溜めておこうかなと思ってるところです(*^^*) もう暫くお待ち下さい。 (2021年6月5日 20時) (レス) id: 8c5ef1e166 (このIDを非表示/違反報告)
セーラーローズ(プロフ) - ばばっとさん» おっ!?よろしいのですか!?でも､他の方からいただいたリクエストがあると思いますが…(^_^;)?それでもとならば是非､お願いしまっす(*^^*)! (2021年6月5日 18時) (レス) id: 1a91ea82b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばばっと | 作成日時：2021年4月26日 13時
