この度道を間違えたようで

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「うわ、ヌナすご」

私の向かいに座るベク
頭にタオルかけっぱなしで料理の写真撮ってる
飲み物はオレンジでいいかな

『でしょ？美味しく食べてね』

「もうひははいてる」

『食べてから喋って』

「ジャム美味しい」

『ほんと？それこないだ作ったの』

「は！？手作り！？やば」

『あの子の差し入れように作ったんだけどね…
なんか、高そうなチョコ女の子にもらっててさ…』

「それで渡せず〜いまおれの朝ごはんになってるって？
ははっおれラッキー、ね？ヌナの一口ちょーだい」

『も〜いいよ、はい』

「んあ」

ちょっと大きく切りすぎたかな？
両頰がパンパンで可愛い。ワンコと言うよりかはハムスターって感じ

「ハムとたまごと？チーズ？おいしーね」

『あたり。ありがと』

「練習、何時に行こうか？」

『何時でもいいけど…あっでもトッポッキ作ったからお昼には間に合えばいいかなって』

「じゃあもう少ししたら出ようか」

「準備しといてね。俺食器洗っちゃうからさ」

『あっうん』

さすが男の子…食べきるのが早い…
いやおんなじくらいの私も私だけどさらっと食器片付けちゃうのすごい…
成長を感じる…

準備しとけってベクが言うからクローゼット前まで来たものの
服どうしようか…ラフな格好で行く？でも久しぶりに会うから
女性らしい格好の方がいいかな…うーん無難にワンピース
年齢的にきつい？まぁいいや

化粧もきつく…私はどこを目指している？流石にやめよう
軽く化粧もしてあ、髪、軽く巻いてまとめればそれなりに見えるかな？
あー久しぶりにオシャレしてるわ…ベクに感謝

「ヌナ〜？」

『あっ今行くまって！』

「急がなくて大丈夫だよ」

『ううんもう大丈夫！』

靴はヒール…こないだ一目惚れして買ってしまったけど
下ろすところがあってこの子もよかったなって思う
ベクには感謝感謝

「気持ち作った？」

『もう！茶化さないで！』

「冷徹おねさーんごめんなさーい」

『も〜〜！！！！運転して！』

「はなからそのつもりだよ」

『えっそうだったの？』

「だってヌナに運転させたらチャニョルに怒られちゃう」

『それはない』

『だってあのこ


わたしに興味ないもん』

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