モブにも普通の青春する権利はある【実】【ｼ兄者】 (ページ32)

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ここ(ゲーム)の部活は陽キャと美男美女しかいないのかよページ32

その後、チャイムがなりそれぞれのクラスに戻り帰りのHRが終わった

そして次は...

裕理「部活動見学いこうぜ！」
部活動見学だ
青春といったらこれ(当社比)
スポーツ系に行って汗水たらすもよし
文化系に行って趣味を拡大するもよし
入らないのもあり
学校生活が決まるといっても過言ではない
なんと不思議なことに見学前から気になってた！とか、先輩に誘われて！という理由でもう部活に入っている人もいるらしい

まぁ、もちろんここは腐っても乙女ゲームの世界
部活動にももちろんある

ルート分岐が
太一「んじゃ、まず何処から＿＿＿」
「サッカー部と野球部とゲーム部とPC部はなし。絶ｯｯ対に行かない」
裕理「すげー食い気味じゃん」
古香「うちも～」
まず把握している攻略キャラのいる部活はなし
基本キャラの趣味嗜好の部活は入らない方がい
目立ってしまうし、ていうか

「部活、なぁー。どこにも入りたくないんだが」
入らないことも全然選択肢のなかにはある
なんならそれが1番得策だと思う

裕理「え、お前...前(世)はダンスとかバレーとか運動部入って＿＿＿＿＿」
「シャラｯプ裕理ィ！！」

なんやかんや移動し、扉を前にして太一が呟く
太一「んじゃ、まずここから...あー...」
太一は少し気まずそうな声を漏らした
扉の前にはミミズが這いずったような字で

黒魔術部

と書いてあった
裕理「次、行こうぜ」
「サンセー...」
もちろん異議を唱える人はいなかった

さらに移動して次の部室へ向かった
「えーっと、ここは...アスレチック部？」
なんの変哲もない文字で扉にはそう書かれていた

裕理「へぇ...！アスレチック部？面白そうだな！」
古香「どんな奴が入ってるんだろ～？楽しそー♡」
運動好きの二人は興味津々といった様子で扉を見つめる
かくいう私も気にはなるが

太一「なら、ちょっとだけ見学さしてもらうか？」
太一がそう提案した

裕理「は、いｯいやぁー俺はパス！」
「ｯお同じくー...」
裕理と私はまぁ所謂"仲良くなるとうるさい"人間なのだ
だから初対面の人や知らない人とはあまり話すことが得意ではない

そんな私たちをみて太一は
太一「ばーか。だから、俺だろ」
とニヤッとしながらそう言った
古香「うちもオーケー！」
と古香も続けてそう言い放った

「太一と古香が陽キャでよかった...！！」

太一「んじゃ...失礼します！」
そうして太一が扉を開けた

rd「ｯぁ、ドウモー...」
md「ｪ...」
待ってくれ頼む
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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