蟲柱の策 蜜璃sido ページ9
<戦いが始まる少し前の蝶屋敷にて>
私はしのぶちゃんに呼ばれ蝶屋敷に来たの。
蜜「こんにちは!!しのぶちゃんいる?」
アオイ「あら。恋柱様。しのぶ様の部屋にご案内しますね。」
蜜「ありがとう!!」
アオイちゃんに案内されしのぶちゃんの部屋に来た。
アオイ「しのぶ様。恋柱様をお連れしました。」
しのぶ「ありがとう。アオイ。甘露寺さん。中に入ってください。」
しのぶちゃんは無限城での戦いで肺を悪くしたらしいけどAちゃんのおかげでよくなったそう。
なのに。
しのぶちゃんは線乃実ちゃんの味方をする
私が説得しなきゃ!!
そんな風に思いながらしのぶちゃんの部屋に入った。
し「甘露寺さん。お久しぶりです。座ってください。」
蜜「しのぶちゃん。。」
し「今から私の言うことを覚えてください。いいですね?」
蜜「う、うん」
し「これからAさんの屋敷に鬼が侵入し柱たちを巻き込んだ大きな戦いが起こるでしょう。
その鬼というのは私達の元同僚、桃柱の恥邑 線乃実です。」
蜜「え!?だって線乃実ちゃんは死んだはずじゃ。。無惨を倒したから鬼は消えたんじゃ。。」
し「そうですが、生きています。なぜなら私はあの柱合会議の後、鬼の線乃実に会いましたから。
彼女は自らの呼吸を鬼血術として使っています。桃の呼吸ではなく禁忌とされる対の呼吸を使っているのです。その呼吸の名は____華の呼吸。カナヲや姉さんが使っている花の呼吸の対の呼吸です。
線乃実は人の苦痛を楽しみます。特に希望が絶望にか変わることを。」
蜜「え。。線乃実ちゃんが?前は一緒に甘味処に行ってたのに。そんな子だとは思ってなかったのに!Aちゃんを虐めているのは知ってたけど。
禁忌の呼吸を使うのなら私達じゃ勝てない。どうしたら。」
し「甘露寺さん。そのことを踏まえて私から策があります。聴いてください。。
先に述べた通り線乃実は希望が絶望に変わるのを喜びます。だからそれを私達は利用するのです。」
蜜「それって。_______っていうことよね?」
し「ええ。甘露寺さんがその役をやって下さるだけでいいですよ。皆様の希望を壊すように振る舞ってください。大丈夫です。貴女ならできます。ね?蜜璃さん。」
蜜「うん!しのぶちゃん。ありがとう。頑張るね。」
し「お願いしますね。甘露寺さん。では私は仕事に戻ります。頑張ってください」
何故か私にはしのぶちゃんが’死’を望んでいるような気がした。
59人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:玉葉 | 作成日時:2021年8月25日 18時