終話 ページ30
in 現代
明るい日差しが差し込み私は目を覚ます。
隣のベットではまだ夫の義勇が眠っている。
起き上がり洋服に着替えリビングへ向かう。
そこには制服姿の娘・紫雨が朝ごはんの用意をしていた。
A「おはよう。紫雨。」
紫雨「ん。母さん!!おはよう。
父さんとお兄ちゃん、そろそろ起こしてきて。ご飯できたから!」
A「はいはい。まだ起きてきてないのね。」
まるで紫雨がお母さんみたいだ。
息子・義正は都内のエリート高校に入学するほど頭がいいのだが朝に弱い。
義正と義勇を起こしてリビングに戻ると紫雨は配膳をしていた。
紫雨手作りの料理が美味しい匂いを発している。
『いただきます』
4人で手を合わせご飯を食べ始める。
他愛もない会話をしながら家族全員で食べるこのご飯が美味しい。
これまでもこれからもずっと一緒にいる家族。
紫雨・義正「行ってきます」
A「行ってらっしゃい。気を付けてね。」
前世も私達は家族だったんじゃないか。
そんなことを考えるほど私達は仲良しだ。
前世の記憶なんてないけどそんなのは関係ない。
ただただ前を向いて進むだけ。
今日も明日も明後日も明々後日もずっと
一緒に居ようね。
約束だよ。
私の自慢で愛する家族達よ。
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作者名:玉葉 | 作成日時:2021年8月25日 18時