○o。.薔薇の花には棘がある.。o○

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目が覚めると朝日が私の部屋を照らしていて、あぁ夜が終わったのだと感じる。








A「さて、支度しなくちゃね。」






学校の支度をして、フッと目に入った腕の傷。

あ、昨日のは夢じゃなかったんだ。

全部全部夢だったら良かったのに。

君を忘れるぐらい、全てが夢で終われば良かったのに。




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昨日は、私は君への気持ちに嘘をついてしまって
君は自分の気持ちに正直になった。

じゃあ、これで良かったのかもしれない。

お互いの為に。

佐藤くん、前に進もう。






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ピンポーン




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呼び鈴が鳴るとお母さんが「大変大変」と慌ただしく玄関に駆け寄る。




母「A！

ちょっと、A〜！」


A「なに？

今、着替えてる〜！」







朝から玄関へと大声を出せば、お母さんは慌ただしく二階の私の部屋へとのぼってくる。







A「な、なに…？」


母「彼氏できたなら、ちゃんとお母さんに報告しないさいよ〜！」


A「え、彼氏…？」





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彼氏って…






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制服のリボンなんて捨てて急いで玄関へと行けばそこには、昨日のLINEの相手。




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A「健人くん…。」


健人「おはよ、よく眠れた？」


A「なんで…。」


健人「言ったじゃん。」






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健人『俺が勝利の代わりに傍にいる。』




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A「あ…。」






ね？なんて可愛く笑う彼は、なんだかとても








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カッコよくみえた。

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