16 ページ16
.
A「ゆう…」
勇太「駄目だよ。
そんなに泣きそうにならないで。
泣きそうになってる原因を作ったのは俺?
それともあいつ?」
.
勇太が悲しそうな瞳をする。
いつもバカにしてきたり、チャラかったりするけど笑顔だった勇太が
こんな表情をしたのを見たのは初めてだった。
.
A「なんで…、勇太は私を選ぶの…?
美羽ちゃん…勇太の事好きだったと思うよ?」
勇太「好きだったんなら勝利の所に戻ろうなんて考えないだろ。」
.
それはそうだけど美羽ちゃんにだって理由があったのかもしれない。
佐藤くんを頼ったのは原因があっただけかも。
なんて、僅かな可能性を自分の中で言い聞かせていた。
.
勇太「突然キスなんかしてゴメンな。」
そう言って勇太も図書室から出て行った。
.
「やっぱりアンタ達最高すぎるわ。笑」
A「中島くん…、なんで…。」
健人「やっぱり期待した通りだったよ。
Aちゃんと勝利も別れるのかな?
どう?神宮寺もいいけど俺にしない?」
A「最低、中島くんなんかと付き合うんだったら一生独り身の方がマシ。」
.
中島くんは驚いた様な表情を見せたけど、すぐに戻った。
健人「俺が堕としてみせるから。
絶対、俺を好きって言わせてやる。」
.
中島くんは初めて会った時と同様に、何も見透かせられない、そんな笑顔を見せた。
この人、やっぱり嫌い。
ラッキーアイテム
革ベルト
349人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
中島日花里 - メッチャいい作品です!続きが見たいです! (2015年8月10日 0時) (レス) id: 257916d139 (このIDを非表示/違反報告)
こしょう(プロフ) - 面白いです! (2015年7月16日 19時) (レス) id: 857d0ee552 (このIDを非表示/違反報告)
なな - とっても面白かったです! (2015年7月3日 14時) (レス) id: 7281b6d7d5 (このIDを非表示/違反報告)
?*___ 練乳 みるくてぃ .。(プロフ) - 初めまして っ!この作品にとっても惹かれました っ!自分のペースで書き続けてくださいっ!応援してますっ ! (2015年3月20日 0時) (レス) id: e012c43a0a (このIDを非表示/違反報告)
あいりん - この作品すごく大好きでいつも続きが気になります!完結しなくてもいいです自分のペースで便新してください!頑張ってください! (2015年2月1日 22時) (レス) id: 4b327799c4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:杏豆 | 作成日時:2014年7月18日 22時