不適切な関係 sh×sm ページ3
やっと、彼を追い詰められた
“戦闘狂”と有名な彼を追い詰めるのは大変だったが、拘束してしまえばこっちのものだ
彼の頭に銃口を向け、あと少し、指を動かすだけで俺の任務は達成できる
だが、その動きができない
sh「…早く撃てよ」
sm「だまれｯ！」
彼の髪が風になびくたびに、彼が指先を少し動かすたびに、心臓が鷲掴みにされたかのように苦しくなる
違う、違う。俺とあいつは、敵。俺は、スパイとしてあいつの軍に混ざった…それだけだ
なのに、なのに、この手を動かせない
sh「怖いんだろ？失うのが」
sm「ｯ……」
核心をつかれて動揺し、銃を落としてしまう
その際に、縄の拘束が緩まってしまう
シャークんはその瞬間に拘束から抜け出し、隠し持っていたナイフを俺の喉元に向けた
彼の目はいつの間にか黒く、緑色に光っており、その目で殺意を向けられた俺は、どこかむず痒いような感覚になった
シャークんになら、殺されてもいい
そう思ってしまうくらいに、彼は儚さと美しさを持ち合わせていた
…なんだ、簡単なことじゃないか
俺が、彼に惚れてるだけだ。彼に、好意を寄せてしまっているだけ
それが分かって仕舞えば、いっそ振り切ってしまおうじゃないか
sm「ッハ、早く殺せよ」
sh「うるせぇ！」
俺にナイフを突きつける彼の手はガタガタと震えており、今すぐにでもナイフを落としてしまいそうだ
sm「…俺さ、シャークんのこと好きだわ」
sh「ｯは？！」
うん。まあ、当然の反応だ。今から殺そうとしてる相手から告白されたんだから
だが、彼の顔が真っ赤になっていることにたいしては、謎だ。敵に告白されて照れるとか、こいつは照れ屋なのか？
もしかしたら…俺のことが好きなのか？
…なんて、あるわけがないよな。
なんて思っていたのに
sh「…俺も、好きだよ。スマイル」
sm「は…？」
sh「だから、俺はお前を殺したくない。
なあ、スマイル
二人で一緒に、逃げよう」
sm「…もちろんだ」
二人で手を繋ぎながら、街の遠くへ、遠くへ逃げる俺たちの姿は、安いロマンス映画のワンシーンのように見えるだろう
sm「…これからどこに行くんだ？」
sh「俺の昔の仲間がいるところ。あいつらなら、きっと受け入れてくれるだろ」
sm「それを願うばかりだな」
俺らはお互いに、命令に逆らったことになる
命を狙われる可能性だってある
だが、別にいいことにしよう
俺はやりたいことをやるだけだ
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灰朴 - なすかまさん» コメントほんとに嬉しいです〜〜！金スマ！あれ頑張ったので性癖にぶっささってて良かったです(( もう頑張っちゃいます！ありがとうございます！ (8月28日 16時) (
レス) id: 59c210a282 (このIDを非表示/違反報告)
なすかま - いきなりのコメント失礼します！自分金スマが最推しなんですが、とても自分の性癖にぶっささってきて悶えています！ありがとうございます！これからも頑張ってください！ふつつかながら応援してます！ (8月27日 21時) (レス) @page9 id: 257f27a87a (このIDを非表示/違反報告)
灰朴 - リリィさん» コメントありがとうございます〜！！すまぶら尊いですよねわかります！可愛く書いてるのは、これ以上が書けないだけなんですよね〜…。更新頑張ります！ (8月14日 17時) (レス) id: 8e37554dc2 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - SmBrが尊くて……尊くて……すまぶら最推しです、マジ可愛く書いてて尊敬します。更新頑張ってください！ (8月14日 6時) (レス) @page16 id: cc1927bb4c (このIDを非表示/違反報告)
灰朴 - かいぬさん» し、しらちゃん？！しらちゃんに上手いって言われてめっちゃ嬉しい！krsmは頑張った！！！リクエストありがとう〜！頑張ってみる！ (7月20日 6時) (レス) id: 8e37554dc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灰朴（ハイボク） | 作成日時：2023年7月14日 23時
