◎ ページ12
そうして、1時間目は終了した…が
「きんときくんって、どこからきたの〜？」
kn「え〜っと、〇〇だったかな」
「きんときくんって〜――――――」
休み時間、きんときに話しかけることができない
せっかく隣の席になれたのだから、たくさん喋りたいのに
なのに、女子たちがきんときの周りに集まってずっと質問をしている
やっといなくなったと思ったら、次は男子が話しかけに行くし…
…今きんときが返事をしながら浮かべている笑みは、偽物だ。愛想笑い
いや、ただの勘だけど…
小さい頃から、ずっと一緒にいるんだから見間違えるはずがない
sh「………」
だからといって俺にできることは何もない
俺にできることは、ただきんときをみていることしかできなかった
時が過ぎて放課後
帰ろうとして、荷物を持って階段へ向かおうとしたとき、空き教室から声が聞こえてきた
「私、きんときくんのことが好きです！いわゆる、一目惚れ…？ってやつで…」
sh「は？」
誰かが、きんときに告った
それだけでもうここから逃げ出したくなる衝動に駆られたが、足は動かなかった
理由は単純明快。きんときの答えを聞きたいから
kn「…ごめんね」
sh「…はぁ……」
その言葉で安心したのも束の間で
kn「俺、気になってる人がいるから」
sh「ｯ……！」
その言葉を聞いた瞬間、足が動いた
さっきまで動かなかったのが嘘みたいに、はやく
走り始めた瞬間に、きんときが俺の名前を呼んだ気がした
でも、そんなわけはない
俺は、むやみやたらに走り回って、管理棟の階段まで息を切らしながら来た
sh「はぁ、はぁ……ｯ…なんで…」
何を驚いてるんだよ、俺
そりゃ、きんときにも好きな人の一人や二人いるに決まってるだろ
勝手に夢見てたのは、俺じゃないか
勝手に希望を持って、勝手に絶望して…
sh「…もう、やだよ…」
kn「なにが？」
sh「…え？」
前を見ると、きんときが立っていた
額に汗をかいて、すこしテンポの早い呼吸をしているきんときからは、いつもの余裕さは感じ取れなかった
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灰朴 - なすかまさん» コメントほんとに嬉しいです〜〜！金スマ！あれ頑張ったので性癖にぶっささってて良かったです(( もう頑張っちゃいます！ありがとうございます！ (8月28日 16時) (
レス) id: 59c210a282 (このIDを非表示/違反報告)
なすかま - いきなりのコメント失礼します！自分金スマが最推しなんですが、とても自分の性癖にぶっささってきて悶えています！ありがとうございます！これからも頑張ってください！ふつつかながら応援してます！ (8月27日 21時) (レス) @page9 id: 257f27a87a (このIDを非表示/違反報告)
灰朴 - リリィさん» コメントありがとうございます〜！！すまぶら尊いですよねわかります！可愛く書いてるのは、これ以上が書けないだけなんですよね〜…。更新頑張ります！ (8月14日 17時) (レス) id: 8e37554dc2 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - SmBrが尊くて……尊くて……すまぶら最推しです、マジ可愛く書いてて尊敬します。更新頑張ってください！ (8月14日 6時) (レス) @page16 id: cc1927bb4c (このIDを非表示/違反報告)
灰朴 - かいぬさん» し、しらちゃん？！しらちゃんに上手いって言われてめっちゃ嬉しい！krsmは頑張った！！！リクエストありがとう〜！頑張ってみる！ (7月20日 6時) (レス) id: 8e37554dc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灰朴（ハイボク） | 作成日時：2023年7月14日 23時
