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95 Rose ページ46







恋とか考えたこともなければ

したこともない、し…



帰りのバスに乗り込むと、まだ勝利くんたちは来ていないようで…

ラッキー先に窓側座ってやろう
そう思って座りこもうとしたら



『ぎゃっ』



目の前を勢いよく何かが飛んできて 座ろうとしていたところに落ちる。



か、カバン?
カバンが目の前を飛んできた?!
でもこのカバンは…




「邪魔」




はぁぁ?




『あの、カバン投げて席取るなんて非常識ですけど?』

勝「とりあえずどいてもらえますか?」




なぁぁにぃぃ?





『危うく私顔面当たりそうだでたんですけど?怪我しそうだったんですけど?』

勝「狙ったつもりだったんだけどね」





あー惜しかった、
そう鼻で笑って私を押しのけて窓側の席に座った。


惜しいもなにも 鼻すら掠ってないから!
全然惜しくないから!((
ムッかつく!ほんとに!

勢いよく廊下側の席にどかっと座る。




おっと、私ったらまた女気ない…
てかなんで私こんなムカつくやつ好きになっちゃったんだろう
出発する前に既に寝る体勢になっている隣の人。



帰りは私の背中使わないんだ

なんだ そっか






『……』





って私!使ってほしいみたいになってるじゃん
こんなにも恋する前と分かった時点で思い方が違うのか。いや、好きになってはいたけれど その気持ちに自分が気づいていなかっただけなんだ。



好き ねぇ…

やっぱりこうしてみたらまつ毛長くて、肌スベスベで、整ってて悪魔なんかじゃなくて

なんかこう天使みたいなのに…





勝「なにジロジロみてんだよ気色悪い」

『は、何にもないし!』



ほんとに口悪いんだから




「では、うちのクラスも出発しまーす!皆さんいますね?」

プーっとバスの扉が閉まる音。





さぁいよいよ流星の待つ我が家へ帰るぞ
可愛い弟よ、寂しくしてるかな…

なんて馬鹿なことを考えていたら




『…へ』




ぬしっと肩に寄り掛かる重み。
それと共にすぅ…ときこえる寝息。

寝るの早!!




この人はさ、私の気持ちわかっててやってるの?
もう本当に やだ

好きってわかったから余計ドキドキする。



こうなったら…




『もう 知らないんだから』




自分も彼に寄り掛かる形にして寝る体勢に入る。

初めての薔薇学校は勝利くんに振り回されたのか
振り回したのか分からないけれどすごく疲れた




バスが発車する音をきいて目を瞑れば、
すぐに私は眠りに落ちた。






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設定タグ:SexyZone , King&Prince   
作品ジャンル:恋愛
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#Kento ※同担頑固拒否 - 更新ありがとうございます!嬉しいです(*'∀'*)そして更新頑張ってください!応援しています☆ (2019年9月26日 21時) (レス) id: 367f723e61 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 更新して頂き大変嬉しいです( ; ; )!! (2019年9月26日 0時) (レス) id: 412dd6d98e (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 更新ありがとうございます。続きが読めて嬉しいです。 (2019年9月22日 21時) (レス) id: 206be9d177 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ(プロフ) - 待ってました!!このお話が大好きで続きが気になってたので、更新してくれて嬉しいです (2019年9月22日 21時) (レス) id: dc5d1267cf (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 面白いです!続き楽しみにしてます\|*≧Д≦|>ヒロインちゃん気持ち気付いておおおお!ってなってます笑 (2019年8月14日 12時) (レス) id: 84713c49a9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ウォル。 | 作成日時:2017年3月5日 12時

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