93 Rose ページ44
・
『…ぁ』
あるかなーって探してたプリンなんだけど、もう既に1つも置いてなくて、勝利くんのお皿を見れば
『めっちゃとってる』
勝「悪い？」
両手にデザート10個ぐらいのせてる勝利くん。
その中に食べたかったプリンが…
結構甘党なんだと初めて知る。
勝「言っとくけどこれ全部俺が食べるんじゃないから」
『え』
勝「あの2人にパシられただけだから」
『あ、そうなんだ(笑)』
なーんだ、と思いながら最後のひとつのコーヒーゼリーを取る。後はどれを食べようと迷っていると
『え』
こん、と皿に置かれたプリン。
『なんで…』
勝「そんなに食べたいんならあげる」
『でも…』
勝「代わりにこれもらうから」
コーヒーゼリーをプリンを置いていた位置にのせて
歩いていってしまった。なんでプリンが食べたいって分かったんだろ
『…』
しばらくフリーズしてプリンをみつめる。
な、なんか物凄く嬉しい。
そんなにプリンが食べたい！ってわけでもなかったけど、嬉しい…
聡「え、しょーり俺のプリンは？」
勝「なかった」
聡「えぇー」
勝「コーヒーゼリーはあるよ」
聡「俺コーヒーゼリーむり」
健「あ、じゃあ俺食べまーす」
え、聡くんのだったんじゃんか
勝手に私なんかにあげちゃって…なんて思いながら
3人の方をみていると何かを察したのか勝利くんと目が合って
いいから食え、と目で伝わって
『…っ！』
その途端胸がトクンっとなった気がした。
そこからトクトクと鼓動が動き始める感じ
でもそれが少し苦しくて、でも嫌じゃなくて
突然周りがキラキラしだしたような…
『え、なにこれ』
ドキってして、心臓が動き出して…
そこからはプリンしか取らずに席に戻ると
マ「やっと戻ってきた」
風「なんかあったか？」
『え』
廉「頬赤いで」
『嘘』
風「まじ」
マ「なんか嬉しそうだね」
廉「そんなにプリン食べたかったん？」
違う
きっと プリンなんかじゃない
別の何かが他に
…
いや、まさかね
でも もしもそうなら
＿＿＿キュンキュンしたり、苦しくなったりする？
『…っ嘘でしょ』
私 勝利くんのこと
マ「好きなんでしょ！」
！
マ「プリン」
『あ、そうそう…プリンね』
あぁ まじか私
普通のプリンのはずなのに
口に広がるプリンの味は
凄く 甘かった
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#Kento ※同担頑固拒否 - 更新ありがとうございます！嬉しいです(*'∀'*)そして更新頑張ってください！応援しています☆ (2019年9月26日 21時) (
レス) id: 367f723e61 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 更新して頂き大変嬉しいです（ ; ; ）！！ (2019年9月26日 0時) (レス) id: 412dd6d98e (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 更新ありがとうございます。続きが読めて嬉しいです。 (2019年9月22日 21時) (レス) id: 206be9d177 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ(プロフ) - 待ってました！！このお話が大好きで続きが気になってたので、更新してくれて嬉しいです (2019年9月22日 21時) (レス) id: dc5d1267cf (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 面白いです！続き楽しみにしてます＼|*≧Д≦|>ヒロインちゃん気持ち気付いておおおお！ってなってます笑 (2019年8月14日 12時) (レス) id: 84713c49a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ウォル。 | 作成日時：2017年3月5日 12時
