薔薇色生徒会 (ページ22)

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22 Rose ページ22

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結局帰るまで無言の私。

だって、人見知りであればキスなんて初めてだったし
ファーストキス…

聡「Aちゃんずっと無言だね(笑)」

『え、あ、ごめん』

勝「…」

勝利くんも無言でスマホさわってるし。
聡くんはなんかキャッキャしてて乙女みたい

聡「あ、バイバイ！」

聡くんと別れて昨日と同じ道を歩く。
なぜかめっちゃ気まずい
勝利くんより数歩手前を歩く私

勝「ねぇ」

『はい』

名前を呼ばれてふりむく。

勝「昨日いったこと覚えてる？」

あれ？なんか猫被ってるような笑顔

『まぁ』

勝「わかってる？意味」

『それはもちろ…』

勝「わかってない」

えーーー
俺のものとかいわれても、
そんなのどうすればいいかわかんないし…

するとこちらに一歩ずつ近づいてくる彼。

そして手がのびてきたと思ったら、視界が少し斜めにあがった。顎にはそえられた勝利くんの手。

？？？今何が起こってるんか分からない
目の前には勝利くんの顔で。

勝「さっき健人くんに簡単にキスされてたし？」

『そ、それは…っんんっ』

さっきと唇に同じ感触。
？！！！！

驚いて反射的に勝利くんの胸板を押した。

『な、なにすんのっ！！』

勝「ほら、俺でも簡単にできたし？」

勝「言い訳とかいらないから」

さっきの勝利くんとは対照的に今は、あのどSな勝利くん。
彼を少し睨むと、口角をあげて

勝「次またなんかあったら、お仕置きするよ？」

ちょっと可愛さをいれていってくる彼にキュンとしてしまった自分をすぐさま殴りたい。

今日で2回もキスされた私。

一人は生徒会長で、もう一人は後ろの席の人。

あああああああ
こんなにこと他の女子に知られたら殺される…

なんで、こんなことに…
全部はこの学園のせいだ

でもこれがまだ始まったばっかりなんて

知らなかった。

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