薔薇色生徒会 (ページ4)

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4 Rose ページ4

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「「「「「よろしくー！」」」」」

なんていって手を振る5人。
なんかアイドルがファンに手をふってるみたい。

「あ、あと去年までなかった制度を今年だけ一度とりいれることになりました。」

生徒会長の言葉にまわりがざわつく。
なにか…こわいって思うのは私だけでしょうか。

「今年はこの生徒会に女子を1人だけ入れることになったよ！」

マリウスさんの言葉にへえー、って思っている無関心な私のは反対にまわりの女子は騒ぐ騒ぐ。

普通に考えたら生徒会男子だけしかいない。
なんで？女子1人だけなの？

疑問だらけで終わった集会。
女子は明日発表されるらしい。

それにしても豪華だった

「やっぱEDENはあのメンバーかー」

『EDENってなに？？』

「EDENっていうのは生徒会のこと」

『へぇー』

「全く関心ないね」

『だって関係ないもん』

萌にまたしてもクールだねなんて冷やかされながら教室に入ると、やっぱり騒いでいる。とくに、女子が…

ここの生徒会は結構有名らしく

「本当にやばい！」

「選ばれたいよーっ」

「EDENにかこまれて生活するんでしょ？！」

「放課後ずっと一緒じゃん！」

「やばすぎるううう」

『さっきからやばいきこえないんだけど』

「人気だもんねー、しかしあのマリウスって子転校生初日にすごいわ」

萌は興味ないけどねー、なんて言っている萌さんも相変わらずたまにクールになるんだよね。

ってか朝にあった彼、確かに周りが騒ぐほど素敵だったなとは思うんだ。

「A、選ばれたらどうする？」

『絶対いやだね』

「だろうね」

「Aはイケメンってどうなの？」

『別に……そこまで』

かっこいいかどうかっていうのはさすがに分かるけど面食いでもないし…
山田先生が入ってきてみんな席につく。

この学校でうまくやっていけるのかな
肘をつきながら窓の方を覗きながらそう考えていた。

「君、転校生？」

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