2 Rose ページ2
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「ここだよ、教室」
職員室によってから
ざわつく教室に足を踏み入れる。
私達は、2−A。
「まさかAがきてくれるなんて思わなかったわ。いろいろとあったみたいだけどまたよろしくね」
萌も中学の時に関西に住んでいて
ファッションの勉強がしたいと言ってここの学校志望していたらしい。
処々混ざった関西弁が可愛い
設備もたくさん整っていて、だから私も夢を追いかけるのにはいいかなと思い編入した。
「転校生、Aだけと違うらしいね」
『え?』
「だってあの子みたことないもん」
萌が指をさしたのはすらっと背が高くて外国人(?)みたいな子。
すごいなこの学校。制服も可愛いし。
でも私には、大きな欠点がある。
「大丈夫やってAなら、美人やし。
クールって結構萌的に好きよ?」
『何それ(笑)』
私は人と接するのが苦手。いつも話しかけられるけど冷たく返してしまう。唯一素が出せる萌は親友的存在かもしれない。
まわりからはクールだとか思われがちで
ただ、自分の気持ちがうまくだせないだけなのに。
だから前の学校でもこれといってすごく仲のいい友達もいなく、萌ぐらいだった。
「はーい、席ついてー」
先生が入ってきてみんな席につく。
私は窓側の左端のうしろから2番目。
いい席だと思ったけれど萌とは離れてしまった。
「えー、1年間担任になります山田涼介です。よろしく」
山田先生かー、いい人そう。
ふと周りを見渡せば隣の席の子まだきてない…
あれ?さっきの外国人みたいな子もいない。
うしろの席もあいてるし…
みんないきなり遅刻?
「じゃー集会があるので廊下にならんでください」
ならんで向かったのは、体育館ではなくホール(?)みたいな場所。すっごく広いしでかい。まるで漫画じゃん……
しばらくして集会がはじまる。
学園長の話がおわると一気に空気が変わった。
〈__つづいては新生徒会方の挨拶です〉
そのアナウンスと共に響きわたる黄色い声が。
生徒会長じゃなくて生徒会、の挨拶か…
生徒会か、すごい人なんだろうな。
私目立つのとか苦手だから絶対に入りたくないけど
舞台にあがってゆく5人の人影。
その中に…
「…あ」
さっき朝に会った彼の姿があった。
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ヒヨリ - お話最高です!ふまたんと結ばれますよーに... (2018年8月2日 13時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うぉる。 | 作成日時:2017年2月20日 18時