欲しい愛と触れたい愛-*j.t ページ47
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『あいま台所行かないで』
「なんでよ」
『絶妙のバランスで食器乾かしてるから』
「は」
『樹入ったら絶対倒す』
「洗いもんある」
『……あーほらね』
凄い音を出しながら無惨に崩れた食器に
『樹むこういって』
なんてプンスカしながら
俺が持ってきた皿を洗い始めるAに
「なにその体勢」
ついついちょっかいを掛けたくなる。
『袖が水に濡れないように』
「もうさ、ちゃんとめくりなよ」
袖をまくる手間を何故か省きたがるAはいつもへっぴり腰で食器を洗うのに
『めくるの忘れてたの！』
なんて、まだプンスカが少し残留してるのか可愛くない抵抗をしてくる。
代わりに俺が袖をめくると
『ありがと、』と言いながらも
『もう遅い洗い終わった』ってまた可愛くないことを言うAに
「北斗の新しい家どうだった」
今日俺が講義とバイトで行けなかった北斗の新しい部屋訪問の話をする。
『大我が早速水こぼしてた』
「うわ、きょもやってんな」
『あと本当に立地良かった』
「あぁ言ってたね」
『そうそう徒歩5年の築5分』
「…ん？」
『ん？…あ、間違えた？』
一瞬聞き逃しそうになったけど、想像したらとてつもないものが出来てもう大爆笑
そんな笑わないでってさっきまでプンスカしてたAもつられて笑ってる
「ねぇ散歩しよ」
いつの間にかできていた彼女と同棲し始めた北斗に刺激されて、「俺らも」なんて思い始めてとうに時間が経ちすぎてしまっていて。
北斗にもきょもにも
「樹ってAにシャイなとこあるよね」
って呆れられたこともあって
さすがに言いたいとAを外に連れ出す。
-
「俺の言ったことで笑ったことある？」
『ないけど』
「ないは嘘だろ」
『おっと失敬』
なんて、しょーもない会話をしながら
「あのさーA」
そろそろって切り出そうとしたら
『見てっっ』
「なに！？」
いきなり悲鳴のような声あげるから
何か見えちゃったのかと俺まで飛び跳ねると
『モコモコダウン影巨人女』
街灯に照らされた影を見てそう叫んだらしい彼女にため息をついてしまった
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れんり。(プロフ) - おふみさん» 完結まで見届けていただき、感謝です！ありがとうございます。コメント、とても嬉しかったです！他の作品も更新してまいりますので、よろしければ是非お願いします…! (2022年6月29日 9時) (
レス) id: db3fe19996 (このIDを非表示/違反報告)
おふみ(プロフ) - 完結お疲れ様でした！毎回更新されるのを楽しみにしていました。まるでドラマを見ているようでした！色々読んでいた中で1番好きな作品だったので終わってしまって寂しいですが最後まで楽しませて頂きました。ありがとうございました！これからも楽しみにしています✨ (2022年6月28日 1時) (レス) @page49 id: 5478366d4d (このIDを非表示/違反報告)
れんり。(プロフ) - 散葉さん» 初めまして、ご愛読ありがとうございます。楽しんで頂けている声を聞けて、とても嬉しいです。期待に応えられるように更新頑張ります! (2022年2月27日 17時) (レス) @page35 id: f1c4f19e3d (このIDを非表示/違反報告)
散葉(プロフ) - はじめまして！言葉選びがとても上手で登場人物全員に同情してしまって苦しいです（ ; ; ）続きとても楽しみにしております！毎日寒いのでお体に気をつけて、無理せず頑張ってください(TT) (2022年2月22日 1時) (レス) @page33 id: fcae4f07e7 (このIDを非表示/違反報告)
れんり。(プロフ) - おふみさん» 贅沢なお言葉を沢山ありがとうございます。ご期待に添えるように更新頑張ります! (2022年1月16日 13時) (レス) id: f1c4f19e3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんり。
| 作成日時：2021年12月4日 11時
