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垢抜けてから凄まじくモテててるのに
今までを作らなかったのは謎だけど
そのおかげで私は彼のことを引き返せない位に好きになってしまっていて
｢もういい加減次見つけなよ｣
『1番そうしたがってるの北斗が最大に分かってるでしょ』
｢まぁ｣
『でもなぁ、まだ北斗は早い』
｢当たり前。40まであと何十年あると思ってんの｣
『……もうちょっとだけ引きずって良いかなぁ』
嬉しそうに恥ずかしそうに彼女と初々しくやり取りしてた大我を目の当たりにして
もうこんなことを口にしてしまうくらい。
｢Aって失恋するとそういうモードにはいんの？｣
困った顔でそう言って何気なく私の手の酒を水に変えた彼に目でありがとうと伝えてから
『うーん、大我だからじゃない?』
コップに口をつける
｢…あぁ、確かに。前の人は、、何だっけ｣
『男女の友情が分かんないって振られた』
｢あっさりだったなあの時。何なら怒ってなかったっけ、北斗の方が付き合い長いんだけど！って｣
『うん。いい人だったけどね。
だけどやっぱ大我は高校生から拗らせた恋だから』
色々新しい恋をと行動してみるもののことごとく失敗し続けている私は
一周まわって拗らせた恋に戻ってきてしまうから
もう最近はとことん好きでいようかと諦めモードに入ってた
…から、ダメージが通常よりでかい。
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｢心機一転とかどうよ｣
今日はとことん甘やかしてくれるらしくて、洗い物をやってくれてた北斗が、流し終わったのか水を止めると同時にそんなことを口にした。
『…というと？』
｢俺の友達に会いたいって前々から言ってたヤツがいんだよね｣
『何それ初耳』
｢いや、はぐらかしたり無視してたんだけど。
もうそろそろ俺が限界。うるせーんだもの｣
かっこいい?って聞いたらまぁ、って言うから
『会う』って即決。
｢え、早くない｣
『だって北斗の友達とかいい人に決まってるし』
｢酔いの勢いか｣
『この際勢いも大切だよ。
大我と彼女ちゃんが一緒にいるとこ大学でこれから目にするわけでしょ。
怖すぎ。次行きたい、泣きたくない』
わざと身震いする振りをする私に呆れた顔をしたくせに、泣きたくないって私の言葉が響いたのか
｢じゃあAの３限終わってからにするわ。明後日ね｣
いつの間にか用意してくれたタオルセットを手に私をお風呂への道に押し込んでそういった。
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れんり。(プロフ) - おふみさん» 完結まで見届けていただき、感謝です！ありがとうございます。コメント、とても嬉しかったです！他の作品も更新してまいりますので、よろしければ是非お願いします…! (2022年6月29日 9時) (
レス) id: db3fe19996 (このIDを非表示/違反報告)
おふみ(プロフ) - 完結お疲れ様でした！毎回更新されるのを楽しみにしていました。まるでドラマを見ているようでした！色々読んでいた中で1番好きな作品だったので終わってしまって寂しいですが最後まで楽しませて頂きました。ありがとうございました！これからも楽しみにしています✨ (2022年6月28日 1時) (レス) @page49 id: 5478366d4d (このIDを非表示/違反報告)
れんり。(プロフ) - 散葉さん» 初めまして、ご愛読ありがとうございます。楽しんで頂けている声を聞けて、とても嬉しいです。期待に応えられるように更新頑張ります! (2022年2月27日 17時) (レス) @page35 id: f1c4f19e3d (このIDを非表示/違反報告)
散葉(プロフ) - はじめまして！言葉選びがとても上手で登場人物全員に同情してしまって苦しいです（ ; ; ）続きとても楽しみにしております！毎日寒いのでお体に気をつけて、無理せず頑張ってください(TT) (2022年2月22日 1時) (レス) @page33 id: fcae4f07e7 (このIDを非表示/違反報告)
れんり。(プロフ) - おふみさん» 贅沢なお言葉を沢山ありがとうございます。ご期待に添えるように更新頑張ります! (2022年1月16日 13時) (レス) id: f1c4f19e3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんり。
| 作成日時：2021年12月4日 11時
