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君の足音が好きだった。
それは放課後。
あの件からだいぶ仲良くなった俺と君。
ある夏の日、君が友達の誕生日プレゼントを買いたいから付き合ってくれと、他でもない俺を頼ってくれた。
あまりの嬉しさに、反応が一瞬遅れた。
学校帰りに行くことになっていたため、自然と一緒に学校から歩くということになる。
周りから見たら一緒に帰っているカップルだ。
君の掃除が終わるのを昇降口で待っていると、廊下に誰かの急ぎ気味な足音が響いた。
軽くて、楽しそうで、でもどこか忙しない。
それはまるで天使のステップだった。
足音はしばらくなり続けると、徐々にゆっくりになり、やがて俺の隣で止まった。
「ごめんね、おまたせ……！」
「そんな急がなくてもいいのに。……じゃ、行こうか」
「うん！」
再び足音は数を一人分増やして廊下に響かせる。
俺と君の足音だけが聞こえるあの時間が、俺にとってはとても甘くて切なかった。
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ひまわり - とても感動しました… 夢主の最期がとても切なかったです… 本当に良い物語でした (2019年4月3日 21時) (携帯から) (
レス) id: 95ba6bf44c (このIDを非表示/違反報告)
愛瑠(プロフ) - ただのアニメ好きさん» 読んでいただきありがとうございます。なんて身に余るお言葉…！これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします！ (2018年6月9日 21時) (レス) id: cf3c21e846 (このIDを非表示/違反報告)
愛瑠(プロフ) - すすのきのきさん» 恐れ多いですそんな！！！！でもそう言っていただけると本当に嬉しいです。こちらこそありがとうございます！ (2018年6月9日 21時) (レス) id: cf3c21e846 (このIDを非表示/違反報告)
ただのアニメ好き(プロフ) - この作品初めて読ませていただきました...。素敵なお話でした..。涙が止まらないくらい素敵です…。作者様の心のこもった書き方が素敵でした。 (2018年5月24日 16時) (レス) id: 3826f1abaa (このIDを非表示/違反報告)
すすのきのき - あいるさんの作品は全て読ませていただいています。とても面白くて感動的で、ワードセンスが素敵すぎです。素晴らしい作品を作ってくださりありがとうございます。 (2018年3月11日 19時) (レス) id: c47a59291f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とくにないです(愛瑠) | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/baraannzu1/
作成日時：2017年5月13日 22時
