第13話 ページ14
水色のワンピースを手に持ちながら途方に暮れる。
すると、シュウくんの柔らかい声が部屋に反響した。
「どうしたの？着替えないの？」
『……は、あ！？』
突然何を言い出すんだろうか、この霊は。
いくら霊でも男なんだからその辺はわかっててほしい。
『あ、あなた男の子だから……その……』
「……恥ずかしい？」
『う……ま、まあ…』
「あはは、気にしなくていいのに」
『気にします！』
やっぱり普通の人とは感覚が違うのだろうか。
いや、元からの性格なのかな……？
それにしても、先ほど微笑んだ時から心なしか彼の表情が豊かになった気がする。
よく笑うようになった。
だから、私も普通の男の子と話す感覚でいる。
「……じゃ、後ろむいててあげる。これならいい？」
『部屋からは出ていかないんですね』
「……」
無視ですかそうですか。
『……み、見ないでくださいよ』
「うん」
シュウくんが完全に後ろを向いたのを見届けると、恐る恐る着替え始める。
しかしすごいなあ。
本当にどこからどう見ても普通の男の子だ。
オーラのことを考えなければだけど。
風が吹けば服や髪が靡くし、「今日は暑いなあ」とか独り言を言っているから暑い寒いなどの感覚もあるっぽい。
生きてる人間みたいだ。
彼を観察しているうちに着替え終わり、声をかける。
『あの、もういいですよ』
すると、ゆっくりとした動作で体をこちらに向け、私を視界に捉えた。
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名無し25100号(プロフ) - お兄ちゃんが南沢さんっていう設定見た瞬間興奮しましたー！シュウ君に南沢さんなんてサイコーです！愛瑠さんこんな素敵な作品ありがとーございます！じっくり読ませていただきます！ (2015年11月20日 23時) (
レス) id: c1618f8811 (このIDを非表示/違反報告)
とくにないです(愛瑠)(プロフ) - 裏/エ/リ/ンさん» ひ、ひえええ！！恥ずかしすぎる！！下書きの跡が！！教えて下さり本当にありがとうございます！ほんとに！ああ恥ずかしい…なかなか忙しく更新が難しい状態ではありますが、これからもこの作品をよろしくおねがいします！ありがとうございます！ (2015年9月16日 0時) (レス) id: 0a6bda2860 (このIDを非表示/違反報告)
裏/エ/リ/ン - あの……お話も面白いし、すごいコレ好きなんですけど、失礼なんですけど、2話の「置いてくぞ〜」のあとが愛瑠さんの名前になっているようです；＿； (2015年9月16日 0時) (レス) id: bebab169e4 (このIDを非表示/違反報告)
とくにないです(愛瑠)(プロフ) - エのもとたかネさん» 初めまして！ですね、シュウのふわふわ妖精さん哲学ボーイ的な感じがとても好きです。そう言ってもらえると嬉しいです！ありがとうございます！頑張ります〜！ (2015年8月3日 12時) (レス) id: 0a6bda2860 (このIDを非表示/違反報告)
とくにないです(愛瑠)(プロフ) - 真桜さん» 更新遅くてごめんなさい〜！頑張ります！ (2015年8月3日 12時) (レス) id: 0a6bda2860 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛瑠(あいる) | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/baraannzu1/
作成日時：2015年7月24日 23時
