綺麗な貴方に薔薇を＿二輪目>>JK (ページ3)

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「…ジョングクくんは、どうして私なの？」

Aさんは細い声で俺にそう問うのでゆっくり身体を離し向き合った。

「一目惚れだったんです。入社のときにAさんに一目惚れしました」

「えっ、？」

「入社式が終わって歩いてた廊下でAさんとすれ違って、すごく綺麗な人だなって。そしたら職場も仕事するチームも一緒で、紹介された時にその瞬間もう間違いなくAさんに堕ちたんです」

仕事していくうちに、Aさんのことを知って。いろんな一面を見ては好きになって。

どこが好き？どうして私？なんて聞かれても、
上げきれないくらいAさんは俺を虜にしてるんです。

そう言うとさっきの曇った顔が徐々に赤くなっていった。

「でも、ジョングクくんはすごいモテるんだよ…私若くないし、」

「ねえAさん、さっきの話聞いてました？」

「き、聞いてたけど…うちの会社の女の子たちも、打合せ先のメンバーにいた女の子も、みんなジョングクくんのこと…」

「言いたいことはそれで全部ですか」

俺が強めにそう言うと、困ったように眉を下げて目を伏せる。

そういう顔も可愛くて仕方ないんだけど、Aさんは謙遜しすぎなんだ。
どれだけ自分自身に魅力があるのかも、どれだけ俺が好きなのかもわかってない。

「俺だって知ってます。社員の先輩たちがAさんに近付きたがってるのも、ソンさんにちょっかい出されてるのも」

「…、」

「気が気じゃないんです。取られたら嫌です。Aさんはどうですか、俺がもし他の女の子とうまくいったら」

「…いや、かも…」

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