綺麗な貴方に薔薇を＿二輪目>>JK (ページ5)

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唇が一瞬重なって目を見開くAさんはみるみる顔を赤らめて笑う。

照れてる。かわいい。

今日は理性との戦いだと思っていたけど、付き合うことになったなら何してもいいんだな。

…というわけにもいかない。付き合って初日にガッついてしまうのはよくない。
まるでそういう関係をずっと心待ちにしていた汚いやつみたいだ。

100%立ち直れていないAさんにこれ以上手を出すことはまだできない。

今日はキスで我慢しよう。頑張ろう俺。

「Aさん、明日何してます？」

「明日は何も予定ないな～…」

「じゃあ天気良くなったら出かけしましょう。お礼をしたいんで」

「お礼なんていいのに………え、どこ連れってくれるの？」

「何だかんだその気じゃん(笑)」

「バレた？(笑)」

立ち直れていないというだけで、未練があるわけではないと思う。

なら、立ち直れるように俺がそばにいてあげたい。
俺のことしか考えられないようにしたい。

本当は今すぐにでも俺でいっぱいにしたいくらいだけど、こういうときは焦っちゃいけないんだろうと思う。

「とりあえず、」

「ん？」

「明日出かける前にユンギのところにお見舞いに行かない？」

「そうですね、そうしましょうか」

ユンギヒョンにキューピッドになってもらったわけではないけど、何かと気にかけてくれて協力もしてくれたし、付き合うことになったのはちゃんと報告したほうがいいと思った。

ちゃんと報告することで、仕事に支障をきたさないという意識を高めるためにも。

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