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「…顔色悪くないですか?ヒョン」
「いつから体調悪いの?」
「んー、今朝から…」
もともとこういうテンションのユンギヒョンなので言われなければ気付いてあげられなかったかもしれない。
それにユンギヒョンが口に出して体調悪いということは、俺たちが思っているよりも体調が優れないのかも。
「今日急ぎの仕事ないよね?病院行ってきた方がいいんじゃないかな」
「いや…大丈夫………」
「…待ってくださいヒョン大丈夫じゃないですよね」
「大じょ……イテテテテテテテテテテ」
「「え!?!?」」
―――
「「急性虫垂炎…」」
「うん、いわゆる盲腸ってやつだな」
突然お腹を抑えて身体を丸め出したヒョンが苦しんでいたので、Aさんと俺はすぐにただ事ではないと悟った。
今日はナムジュニヒョンもジミテテヒョンも席にいて、ユンギヒョンのその様子を見てすぐに救急車を呼んだ。
ナムジュニヒョンとAさんと俺は社用車で救急車の後を追い、
緊急手術を終え先生の話を聞いたナムジュニヒョンからそう告げられたのだった。
「ユンギは大丈夫なの?」
「無事に手術も終えてとりあえず麻酔で眠ってるから、明日午前中に会いに来よう」
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作者名:SLY | 作成日時:2019年5月23日 13時