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とはいえ、どうやって聞き出そうか。
なんて考えていたらあれから一週間が過ぎていた。
Aさんの連絡先をゲットしているので休日中に連絡してみようか考えたけど、
2日間我慢すれば会えるからちょっともったいぶって連絡はしないでおいてみた。
そんな休日中も頭の中はAさんでいっぱいだったわけだけど。
休みの日は何をして過ごしてるんだろうと、Aさんのことばかり考えていたんだ。
「…あれ、Aさんは?」
出来上がった書類の再チェックをAさんにお願いしようと顔を上げたら、
さっきまでいたはずのAさんは席にいなかった。
今日中に終わらせて上層部に報告しなければいけない資料なので急ぎたいところだけど…
生憎今日はユンギヒョンが講習会参加のために一日出張でいないのだ。
「Aヌナなら30分以上前に廊下出て…そこから戻ってないね?」
キャビネットから書類を出そうとしていたジミニヒョンが俺の独り言を聞いてそう答えてくれる。
Aさんは会議を除いてはあまり仕事中に長い時間席を外すことはない。
書類作成に夢中だったから30分以上も席を外していることに気が付かなかった。
何だろう、この変な予感は。
「ありがとうございますジミニヒョン」
「どういたしまして〜」
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作者名:SLY | 作成日時:2019年5月23日 13時