綺麗な貴方に薔薇を＿一輪目>>JK (ページ21)

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もしかして同期の人だろうか。

仕事上営業部と関わることはほとんどなくて、うちの部署に営業部の人が出入りすることはまずない。

仕事以外の話なら大した話ではないと、なぜわかるんだろうと少し疑問に思った。

「ユンギヒョン、」

「ん？」

お昼休みになったので、ユンギヒョンと社員食堂で昼食を取っていた。
いつもはジミテテヒョンも一緒なのだけど、今日は一日外部打合せがあるので不在。

「営業部のソンさんって知ってます？」

「…知ってるよ、なんで」

「今朝僕が出社したくらいの時間に、Aさんのこと訪ねてきたんです」

「何の用で？」

「仕事の話じゃない、って言ってすぐ戻りました。Aさんいなかったんで」

「…そうか」

俺と同様表情をあまり顔に出すタイプではないユンギヒョンのその反応は何かあるに違いないと思った。

「同期ですか？」

「まあそんなとこだな」

「何か隠してますよね」

「何だよお前は…ただの同期だっつの」

「ユンギヒョン知ってるじゃないですか、俺の気持ち」

「…だから何だ」

「Aさんとそのソンさんってただの同期なんですか？」

俺の質問マシンガンに耐えれなくなったのか、はあっと盛大に溜息をつくユンギヒョン。

勝った。さあ白状してくれ。

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