ＪＪ＊名前の無いＢａｒ１０ (ページ25)

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―３年後―

真由美「お名前はなんて言うのかな？」

「ソラっ、３しゃいっ」

A「ちがう、まだ２才でしょ(笑)」

真由美「あ～か～わ～い～いーーっ!!もうなんでも許しちゃう！」

YH「かわいいでしょ、うちの子。ね～＾＾」

空「ね～＾＾」

CM「いやいや違いますよ。ヒョンの子供じゃないから。」

今、私たちはあのＢａｒにいる。
向かい合わせのテーブルに、真由美ちゃん、ユノ、チャンミン、私、そして空。足元にはシャキもいる。

私は安定期に入ってから、ジェジュンのすすめで日本の実家に戻ってきた。
お腹を蹴られる喜びやこれからの育児に不安を感じたりしながらも、ジェジュンが立ち会ってくれて無事に男の子を出産。
青く澄みきったキレイな心をいつまでも忘れないで欲しい…そう願って“空”と名付けた。

真由美「本当に結婚式しなくていいんですか？お色直しやカボチャの馬車に乗らなくていいんですか？」

A「カボチャの馬車？いつの時代よ(笑)結婚式はしなくていいの。籍を入れるだけで幸せだもん。ね～、空＾＾」

空「ね～＾＾」

床に届かない足をバタバタさせながらオレンジジュースを頬張る空。青空にも負けない眩しくてかわいらしい笑顔を私に見せた。

ジェジュンがいて空がいて…

この上ない幸せを毎日実感している。

そして今日は…

真由美「人前式か…２人の結婚を承認するなんてドキドキしますね。」

YH「僕もこういうのは初めてだから緊張するなぁ。」

A「二人とも緊張しないでよ～。私も緊張しちゃうじゃない(笑)」

CM「転ばないでくださいね」

A「チャンミンっっ(怒)」

結婚式を挙げないかわりにと計画してくれた人前式は、堅苦しいものじゃなくパーティ形式にしようと提案してくれたのはマスターだった。

真由美「そういえば旦那さんは？ユチョンさんもジュンスさんもいませんよね」

さっきから三人の姿が見えない。どこへ行ったんだろう…もうすぐ式が始まるのに。

と、ユノのスマホの着信が鳴り始まった。