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「...ふぅ」
やっと作業に一段落つく。
時計を見れば午前８時。
窓の外はちらほら人が来ている。
今日、俺のいる研究室には誰も来ない予定である。
コンコンコン
軽やかにノックが鳴る。
「はーい」
扉を開けると、そこにいたのは白雪さんで。
どうぞ、と汚い研究室に入るよう促すと、「失礼します」と礼儀正しく中へ。
「どうしたんですか？」
「...研究室に、大量にお菓子が置いてあって。食べきれないのでご一緒にどうかなぁと」
なるほど、と納得し「是非」と伝える。
「じゃあ、お茶の準備します」
元々、白雪さんの使う研究室は実験準備室。
だから俺の使う研究室とドアで繋がっていて、鍵を開ければ自由に行き来することが出来る。
彼女はさっとそのドアを開けてがさごそと何かを持ってくる。
「お待たせしました」
出てきたのは可愛らしいティーカップセット。
さすがお姫様。
その後美味しくお茶を頂いたのは言うまでもない。
*
白雪さんと仲良くなってしばらく。
白雪さんは研究室から出てくることは滅多にないが、俺が一人の時は大体やってくる。
何を思って俺が一人なのを知ったのか聞いてみれば、「私が騒いでないだけで、話し声はよく聞こえますよ」とのこと。
全然元気に白雪さんの話を友達がしているが、それも丸聞こえだと言うことらしい。
秋も深まり、段々と山の方は色付いてくる。
彼女の研究の真骨頂が、徐々に近付いてきた証である。
「本当に会話丸聞こえなんですか？」
「はい。よく私の話題で盛り上がってらっしゃる」
「そうでしたっけ」
「山本さんがいないときだけです。山本さんはそういうタイプじゃないようですし」
そういうタイプ...と頭で考えて納得する。
そうだよな、あいつらそういう話大好きだもんな。
「じゃあ、準備室での会話もこっちに聞こえるんですね」
「そういうことになりますね」
*
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黒酸塊(カシス）(プロフ) - やまうみ。さん» え、じゃあタメでいきますよ…？？これからリクエストするかもです、その時はタメで話しますね(このコメントすらタメではない) (2019年10月18日 17時) (
レス) id: 55ecacd765 (このIDを非表示/違反報告)
やまうみ。 - 氷牙さん» 好きすぎる() ありがとうね、よし、君は今からお友達だっ！(誰目線) 続編でもよろしく、リクエストは何でも待ってるよ！ (2019年10月18日 7時) (レス) id: e8e6962fde (このIDを非表示/違反報告)
やまうみ。 - 黒酸塊(カシス）さん» えぇ?!いやいや、まず神作者じゃないですからいいんですよ?!遠慮しないでタメ口でいいですよ！ (2019年10月18日 7時) (レス) id: e8e6962fde (このIDを非表示/違反報告)
やまうみ。 - フェレットさん» あっ、ありがと(ﾊｧﾄ)← これで相思相愛か、結婚しよ((( 結婚はしないけどこれからもよろしくね！ (2019年10月18日 7時) (レス) id: e8e6962fde (このIDを非表示/違反報告)
氷牙 - やまうみ。さん» いちからひゃくまで〜のファンです！いつもいつも自分のマニアックなリクエストにも答えて頂けて嬉しいです！ 自分もやまうみさんとお友達に是非なりたいです！ (2019年10月17日 22時) (レス) id: 990e5cc797 (このIDを非表示/違反報告)
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