バンタン学園 (ページ4)

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「...ヒョン、例の子やっぱり女です」

一部始終を見ていたジミンはユンギに連絡をする。

「本当に？正真正銘？」
「ええ。結構胸ありますあれ。」
「写真はぺったんこだぞ」
「それきっとさらし巻いてるんじゃ...？」

「あー...まあんなことはいい。どうだ、様子は」
「歩いてます」
「んなことは知ってる。見た目とか、他に」
「んー...普通の高校生って感じ？何気可愛い。僕好み」
「それは聞いてねぇ」
「ヒョン冷たーい」

「家は？特定できそうか？」
「それが...なんだろ、車？に乗り込みそう。」
「車...番号だけ確認しとけ。そしたらすぐ戻ってこい」
「了解」

ジミンの了承を確認すると電話を切るユンギ。
視界の端ではナムジュンがパソコンを使って作業をしている。

「車の番号送られてくる。」
「了解。わかり次第連絡する」
「頼んだ」

ナムジュンは作業をしながら返事をした。相変わらず器用なやつだ、と思いながらナムジュンを横目に流し、ユンギは立ち上がった。