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140話、毒牙 ページ43

彼女の睨みに羽の男が愛おしげにこう言った。

「心配しなくても、弟の血に私のような性質はありませんよ?私のだって、全身に浴びでもしない限り死にません……」

「それにしても、
そちらのお嬢さんは、姫様なのですね」


「何故?人間とつるんでらっしゃるのですか?あなた様は……人間無勢と共にいていい存在では、ございません……」

姫……そう呼ばれると、
彼女は、悲しげに呪いに笑った。
なぜ…みんな私の心配をするのだろう
呪いなのに私を想うのだろう。

「君たちは、いつも私を心配してくれるんだね……でも、ここにいるのを選んだのは私だから」

彼女の言葉に男は顔を歪める。

何故…どうして人間なんかを…
だって、あなたは…

「!!……ッどうやら人間に誑かされてるようですね…
いいでしょう……なら、私が
目覚めさせてあげます…」


「私達の術式は、ここからなのです
蝕爛腐術……朽」

男の術によるものか、その瞬間2人の体に、薔薇のような模様が刻まれた。

「あ?」

術は、全身を回る毒であり、
傷口……粘膜に兄弟の血が入ると、
術を発動した瞬間から侵入箇所から腐蝕を始めていくかければ死ぬという圧倒的なものだった。
現れた模様を見ながら
彼女は、すぐ釘崎の方を見る。

「流石姫……危機感をよくわかっておられる……そちらのお嬢さんは持って10分くらいですよどうします?姫」


「助けないと大切なお友達が死んでしまいますよ?…私達の元へ来るならば、そちらのお嬢さんを解放してあげましょう!」

「っ!?」

呪いは彼女にそう楽しげに笑っていた。

141章、蜂の針と薔薇の棘→←139章、蜂に背を向けて



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作品ジャンル:アニメ
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雨霧(プロフ) - ミツさん» あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いいたします♡ (1月6日 20時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - 明けまして、おめでとうございます!今年もよろしくお願いします!今年の更新、ありがとう・:*+.\(( °ω° ))/.:+伏黒がとうとう、ヒロインちゃんのこと意識して良かった(^o^)五条先生もヒロインちゃんLOVEなので、これからが楽しみ(⌒▽⌒)更新、楽しみに待ってます! (1月6日 20時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - プスメラウィッチさん» ありがとうござます!今まとめてあげるために書いてますのでお待ちを!! (1月4日 20時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - 続きの更新頑張って下さいね😆応援しています。 (1月4日 9時) (レス) id: b10205217f (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - うさぎさん» なんと?!ありがとうございます( ´◔‸◔`) (12月16日 9時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨霧 | 作成日時:2023年11月25日 12時

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