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139章、蜂に背を向けて ページ42

怒る男に慌てる呪霊と、首を傾げる彼女

「ゴメン兄者わざとじゃねぇ!!わざとじゃねぇんだ!!」

「野薔薇ちゃんが相手にしてる人?なるほど
彼も受肉たいかあ」

呑気な悠里とは裏腹に背を向けた男の背後を釘崎が取ろうとする。
だが、男は直ぐに攻撃を強く弾いた。

「じゃあ……なんでんな格好してんだよ!」

「ムレるんだよ」

「蝕爛腐術……極ノ番……翅王!!」

声と共に……男の背に血でできた羽が開いた。

悠里は、直ぐに危険を察すると、
釘崎に笑う。

「野薔薇ちゃん!あれは危なそう走れる?」

「分からいでっか!」

「背を向けて走りなさい!」

羽が2人を襲うように血を飛ばしてくる。
女子二人だそこまでスピードは出せない、そう思っただろう。
だが、生憎悠里は、普通では無いのだ。
釘崎に攻撃が当たりそうになった瞬間、
彼女は釘崎を抱え込む。

「は?!ちょ何?!」

「野薔薇ちゃん……舌噛まないでね!」

「術式……天、神陰」

彼女がそう呟くと、
2人の姿は消えてしまう。
それを見て……男は目を見開いた。

「あの娘……そうか、」

森から場所は離れた道路に変わっており、
釘崎は、困惑した様子で悠里を見る。

「あんた?何したの?」

「んー……内緒」

人差し指を口に当て、はぐらかす彼女
だが、釘崎目掛けて、大口呪霊は後ろから
血を飛ばして来る。
彼女は直ぐに釘崎を手でどけそれを被った。

「最短にと思ったら!君も最短で来たんだね!」

「ヒメ……ゴメンね?でも兄者の為だから!」

彼女が血を被った瞬間、羽の男が
釘崎の腕を捉える。
腕の焼かれたような痛みに顔を歪める
釘崎、
彼女は釘崎の心配をしながら、
羽の男をすぐ睨みつけた。

140話、毒牙→←138章、背を見られたくない男



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作品ジャンル:アニメ
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雨霧(プロフ) - ミツさん» あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いいたします♡ (1月6日 20時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - 明けまして、おめでとうございます!今年もよろしくお願いします!今年の更新、ありがとう・:*+.\(( °ω° ))/.:+伏黒がとうとう、ヒロインちゃんのこと意識して良かった(^o^)五条先生もヒロインちゃんLOVEなので、これからが楽しみ(⌒▽⌒)更新、楽しみに待ってます! (1月6日 20時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - プスメラウィッチさん» ありがとうござます!今まとめてあげるために書いてますのでお待ちを!! (1月4日 20時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - 続きの更新頑張って下さいね😆応援しています。 (1月4日 9時) (レス) id: b10205217f (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - うさぎさん» なんと?!ありがとうございます( ´◔‸◔`) (12月16日 9時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨霧 | 作成日時:2023年11月25日 12時

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