138章、背を見られたくない男 ページ41
黒……その名を口にした瞬間、
ピチャリと水音が鳴り響き
地面のしたから突然黒鯉が現れる
(およびか)
「久しぶりだね……黒くん！」
(何が望みだ。)
「っ……んーと状況把握かな？っ
伏黒くんと野薔薇ちゃんの位置特定して欲しいの……」
(御意……)
鯉はそう短い返事を返し地に潜る。
その地面には水面のような模様がはしり
光り輝いていた。
紅黒錦は、彼女の式神
まあ、唯の式では無いのだが、
それは後ほど皆もわかる事だろう。この式は
彼女の力の使い道の5個目であり、
黒と紅という名の2種類の存在を
その場または付与した相手に力を貸す事も出来る。
さらに、この2体はそれぞれ別の能力があり、同時に呼ぶ事も可能ではあるが、体力消費が激しく。彼女はあまり呼んだ事は無い。
彼女は黒の感覚と自分の感覚を合わせながら
目をつぶり、再び黒鯉が跳ね返った瞬間
笑みを浮かべこう言った。
「なるほど！やっぱり伏黒くんの方は片付いた
みたいだねっ……周りに呪霊の気配も無い……
なら、野薔薇ちゃんを優先しなきゃねっ……私が倒れる前にっ……」
彼女は、口が大きな呪霊を追いながら、
釘崎のいる場所を目指す。
釘崎の方は、大きな呪力消滅を感じ、伏黒の安否を心配していた。
突然の呪力消滅に
釘崎の目の前に立つ男が後ずさる。
恐く、伏黒の所に行くつもりなのだろう。
「失言…私が話したことは忘れてください…」
「待てや！」
背中を見られたくないのか、男は釘崎の方を向きながら
走り出す。
「舐めた走り方しやがって、そんなんでちぎれると思ってんのかよ」
釘崎も負けじと距離を詰める。
男は、釘崎に言った。
「私自分の背中がコンプレックスでして」
「警告です……私の背中を見たら殺しますよ」
だが、後ろから悠里と大口呪霊が現れる。
「あ、兄者」
「あ！野薔薇ちゃん！みっけ」
2人の声に男が声を上げた。
男の背中には大きな顔があり、
目のような場所からは血が流れていた。
「みたなああああ」
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雨霧(プロフ) - ミツさん» あけましておめでとうございます！今年もよろしくお願いいたします♡ (1月6日 20時) (
レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - 明けまして、おめでとうございます！今年もよろしくお願いします！今年の更新、ありがとう･:*+.\(( °ω° ))/.:+伏黒がとうとう、ヒロインちゃんのこと意識して良かった(^o^)五条先生もヒロインちゃんLOVEなので、これからが楽しみ(⌒▽⌒)更新、楽しみに待ってます！ (1月6日 20時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - プスメラウィッチさん» ありがとうござます！今まとめてあげるために書いてますのでお待ちを！！ (1月4日 20時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - 続きの更新頑張って下さいね😆応援しています。 (1月4日 9時) (レス) id: b10205217f (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - うさぎさん» なんと?!ありがとうございます( ´◔‸◔`) (12月16日 9時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨霧 | 作成日時：2023年11月25日 12時
