134章、深淵の始まり ページ37
深い森の中、
釘崎は掴まれた手を直ぐに振りはらう。
｢このっ!!触んな！｣
｢女性でしたか？これは失礼｣
そこに立っていたのは、
呪霊か人か分からぬ不思議な雰囲気の男、
男の格好は何とも言えない格好であり、人間であるならば正しく変態的な格好だ。
さらに男は人間とは思えない程の
変な匂いをまとっていた。
｢げっ……｣
｢我々に課せられたお遣い…その中に呪術師殺しは含まれていない……退けは見逃しますよ？お嬢さん？｣
｢お遣い？｣
｢？てっきり同じお遣いかと……｣
釘崎は、男の目的が分からず困惑し、首を傾げた。
釘崎が変な男を前にする中
悠里と離れた伏黒は、
状況を瞬時に理解しながら、
モグラ呪霊を叩き続けていた。
｢裏の取り方が単純なんだよ！｣
何度も繰り返し
彼が後ろを取られた瞬間。
彼は玉犬を出し、呪霊を噛み砕いた。
一見祓いきったように思えた。
だが、甘かった。
伏黒は消えない領域と6月からという事件性、自身から離れた時の
彼女の顔
全てに納得した。
呪いの行動に合理性を求めすぎては行けない。
だが、伏黒の中に巡るのは、
今更、なぜマークしていた人間を襲うのか、
全ては6月、虎杖悠里が
宿儺の指を食べた時からだ。
恐らく、彼女の事だ。何処かで気づいていたのかもしれない……
だから、あんな顔をしたんだ。
なら、なぜ、自身に伝えなかったのだろう。
疑問が伏黒の中で生まれる中、呪いはにやりと
伏黒を見る。
伏黒は、様々な思いと考えを秘めながら
構えた。
そして、釘崎の前の男の目的も
宿儺の指の回収
ただそれだけだった。
｢我々の目的は、宿儺の指の回収ですよ｣
伏黒と釘崎が呪いの動きに気づく頃
2人の安否を願う悠里は
呪霊を追いながらも自身の身体の異変にきづく。呪霊に取り込まれていた指が覚醒し
反応しているせいか
はたまた別か、数段いつもより頭が痛くて仕方ない。彼女は走りながらに
舌打ちをする。
難儀な体になったもんだ……本当に
だが、
彼女は話を進めなければいけない。
たとえ、彼等に恨まれようと、
決して止まっては行けないんだ。
この先の君たちの生きる可能性の為に
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雨霧(プロフ) - ミツさん» あけましておめでとうございます！今年もよろしくお願いいたします♡ (1月6日 20時) (
レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - 明けまして、おめでとうございます！今年もよろしくお願いします！今年の更新、ありがとう･:*+.\(( °ω° ))/.:+伏黒がとうとう、ヒロインちゃんのこと意識して良かった(^o^)五条先生もヒロインちゃんLOVEなので、これからが楽しみ(⌒▽⌒)更新、楽しみに待ってます！ (1月6日 20時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - プスメラウィッチさん» ありがとうござます！今まとめてあげるために書いてますのでお待ちを！！ (1月4日 20時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - 続きの更新頑張って下さいね😆応援しています。 (1月4日 9時) (レス) id: b10205217f (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - うさぎさん» なんと?!ありがとうございます( ´◔‸◔`) (12月16日 9時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨霧 | 作成日時：2023年11月25日 12時
