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126章、私は悪役でいい ページ29

「八十八橋なら俺も行ったことがあります」

八十八橋など呪いの生まれそうな場所には呪術師を派遣するのが普通なようで、
伏黒やら、他呪術師も何度か訪れたり、
マークしていた場所のようだ。
彼女はそんな伏黒の話に、
直ぐに変な違和感を覚える。
何故呪いは、20年前ね人だけを襲うのかだ。
何時でも呪いが産まれてもおかしくない
場所で何故今行ったことある人間ではなく。
ずっとマークされていた場所に突如現れた呪いが、場所の記憶はあるのかもしれないが、
どうして、彼等だったのだろう……

彼女はそんな考えを巡らせながら、
学校を眺めていれば、

先程話終えたはずの武田が何かを思い出したように急いで彼等の元へ走って来た。

「伏黒くん!津美紀くんは元気か?」

「はい」

津美紀その名に、彼女は伏黒に笑いかける。

「津美紀さんって伏黒くんの大切な人?」

「……姉貴」

「そうなんだ…」

初めて聞いた話に
釘崎は伏黒をすぐに怒鳴りつけた。

「はあ?!アンタ自分の話しなさすぎじゃない?!」

「伏黒くんのお姉さん綺麗なんだろうね?」

彼女は知っている
その姉に起こる不運の全てを未来を……

あなたのお姉さんもきっと救うからね
彼女は内心チクリとする胸を抑えながら、
今は伏黒にただ笑い八十八橋に向かうのだった。
この先、これから起こる事件で
伏黒くん、君はより成長して行くだろう。

その成長はこの先絶対、彼の為に
必要なものだ。

だが、敵さんの好きにはさせたくない。
呪いの王の好きにもだ。

彼女の計画などきっと誰も知らない。

その計画の為なら
彼女は優しい目の前の友人に
平気で嘘をついている。

本当に…私は最低だね…

でも、これから起こる未来から、
君たちを救う可能性を少しでも
増やす為に
私は今日も
知らないふりをするからね、

全てがわかった時の
悪役は私だけでいいんだから
善人達は強く生きて欲しいから、

今日も私は運命の賽子を振り続ける。
八十八橋に3人が向かう頃、
とあるマンションの一室では、
壁に貼り付けられた男が泣きわめきながら
ドアに寄りかかる夏油傑を見ていた。男の前には特級呪物を並べ不思議そうに見つめる真人が座っているが、
男は呪いが見えていないようで必死に
夏油にだけ話しかけていた。

127章、姫と特級呪物→←125章、八十八橋



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設定タグ:成り代わり , 呪術廻戦 , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
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雨霧(プロフ) - ミツさん» あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いいたします♡ (1月6日 20時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - 明けまして、おめでとうございます!今年もよろしくお願いします!今年の更新、ありがとう・:*+.\(( °ω° ))/.:+伏黒がとうとう、ヒロインちゃんのこと意識して良かった(^o^)五条先生もヒロインちゃんLOVEなので、これからが楽しみ(⌒▽⌒)更新、楽しみに待ってます! (1月6日 20時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - プスメラウィッチさん» ありがとうござます!今まとめてあげるために書いてますのでお待ちを!! (1月4日 20時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - 続きの更新頑張って下さいね😆応援しています。 (1月4日 9時) (レス) id: b10205217f (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - うさぎさん» なんと?!ありがとうございます( ´◔‸◔`) (12月16日 9時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨霧 | 作成日時:2023年11月25日 12時

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