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120章、影と薔薇と姫 ページ23

団体戦休み当日、
彼女はベッドで横たわる伏黒の隣に腰をかけた。
彼は酷く彼女を睨んでおり、彼女はすぐに目を逸らした。

「虎杖……」

「は、はい」

「姫って……なんだ」

伏黒の問に彼女は顔をゆっくり上げる。

「呪いの話でしょ?何のことかな?」

「はぐらかすな……お前前に呪いに好かれすぎる体質って言ってたよな?」

「本当に……伏黒くんは勘が鋭いね?」

悲しげに眉を下げ笑う彼女
伏黒はそんな彼女の腕を掴む。

「また、震えてるぞ……」

「ッ……」

「お前は……あの日俺たちを生かした……宿儺もお前を殺す気は無いって言ってた。お前はなんだ……虎杖」

伏黒の手はどんどん力がこもり出す。
すると、そんな2人の元に
釘崎も話を聞いていたのか、
入って来た。

「ちょっと、私だけ除け者かしら?」

「釘崎……」

「野薔薇ちゃんっ」

「あたしもいいたいことあんのよ」

「虎杖……あんたあの時、アタシをまた助けたわね」

それは、真依が放った銃弾の事だ。

「何のことかなッ……またって?」

「6月……忘れないわよ
アンタまっさきに……伏黒を私に送ったでしょ……」

2人は頭の中でいつも彼女との距離をかなり感じていた。
大人びていて、ヘラヘラしてるかと思えば
いつも、前にたっていた。
彼女は2人の言葉に少しづつ口を開く。

「伏黒くんも野薔薇ちゃんも……沢山考えてくれていたんだね……」

「伏黒くんは私が何者か何処かでわかってるんじゃないの?」

伏黒は目を見開く
そしてすぐに眉間にシワを寄せると
彼女をただまっすぐ見つめた。

「お前……天禮姫なんだろ」

121章、負けず嫌いの優しい友に→←119章、運命の時まで



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作品ジャンル:アニメ
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雨霧(プロフ) - ミツさん» あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いいたします♡ (1月6日 20時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - 明けまして、おめでとうございます!今年もよろしくお願いします!今年の更新、ありがとう・:*+.\(( °ω° ))/.:+伏黒がとうとう、ヒロインちゃんのこと意識して良かった(^o^)五条先生もヒロインちゃんLOVEなので、これからが楽しみ(⌒▽⌒)更新、楽しみに待ってます! (1月6日 20時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - プスメラウィッチさん» ありがとうござます!今まとめてあげるために書いてますのでお待ちを!! (1月4日 20時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - 続きの更新頑張って下さいね😆応援しています。 (1月4日 9時) (レス) id: b10205217f (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - うさぎさん» なんと?!ありがとうございます( ´◔‸◔`) (12月16日 9時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨霧 | 作成日時:2023年11月25日 12時

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