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54章、呪いが1000年待った者 ページ7

五条が呪霊を倒してすぐの頃
それを遠目に見てい
た懐かしき顔がこう呟いた。

「あーあ、どうする?助ける?」

その隣には木を生やした呪霊が何やら言っていた。


「私は高専関係者に悠里に顔を見られる訳にはいかないからね?ここで失礼させて貰うよ」

「助けたいなら助ければいいさ?君達にそんな情があるかは知らないけどね?」

「彼女に対しては全員あるようだけど……まあ悠里だから仕方ないか!あの子は特別だから」

そんな話が繰り広げられる中、踏まれた呪霊が叫ぶ。

「ひめ!!なぜ呪術師などとおられるのか!!」

「何故!!宿儺をお選びになった!!」

彼女は呪霊がなぜこんなに自分に叫ぶのか
分からなかった。
ただ、これからがどうなるのか、より一層
不安になるばかりだ。

あの子が話した内容と全く違う事を言われる。
私はこの世界では一体……どれほど影響を及ぼしているのだろう。
理はもう……崩れかけてるのかもしれない。

「誰の命令だ言え……」

五条は呪霊の言葉にその顔をさらに踏んずける。

「僕を殺すと何かいい事があるのかな?
それに悠里が姫ってどういう事だ。」

呪霊は五条の話に、笑った。

「そのお方を……本気で宿儺の器だと思ってるのか!!」

「そのお方の力があればお前らなど!!」

呪霊にとって……彼女は大切な存在だ。
誰よりも何よりも彼女の力はそれほどまでに
彼等の欲するものだからだ。

「貴様らは、知らぬだろうな!!我々はその方を1000年待った」

「え……」

彼女は1000年という言葉に宿儺の言っていた事を思い出す。

「その方は!!!我々のものだ!!人間などに好き勝手させん!!!」

「よく喋るなあ首だけのくせに」

五条の足にさらに力が入った時だ。
彼と呪霊の周りが花畑に変わったのは、
戦意が削がれる中、首だけの呪霊は、その花びらと共に突如現れた木の呪霊に持ってかれた。

五条がそれを追うため動くと、
周りにあった花は、彼女を捉えた。

「っ?!」

「悠里!」

その瞬間、彼女の頭に先程の木の呪霊の声が響き渡る。

(姫様……つぎは連れていきますね)

彼等が何故彼女を狙うのか、
彼女は自身の肩を抱く。

私は一体…なんなの?
呪霊に逃げられたが、彼女の周りのツタをとると、五条は彼女の顔を見る。

「悠里…姫って何?…」

五条の問に、彼女は肩を跳ねらせ
その場にへたりこんだ。
そして、彼女は重い口を開きこう言った。

55章、彼女の正体→←53章、最強呪術師の力



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設定タグ:成り代わり , 呪術廻戦 , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
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雨霧(プロフ) - ミツさん» 素敵なコメントありがとうございますじゃんじゃん頑張りますのでお楽しみに( *˙ω˙*)و グッ! (10月23日 16時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - ありがとう!!沢山の更新があって、私は嬉しさと涙でいっぱいでっす( ; ; )七海さん、かっこいいでっす(≧∇≦)順平、真人も出てきたので、物語が面白くなります(^^)雨霧様のオリジナルは素晴らしいので何度も読み返してしまいます(^^)いつも楽しみに待ってます! (10月23日 14時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - プスメラウィッチさん» わあ!!嬉しい頑張ります (10月20日 11時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - 雨霧さん、初めまして、続き頑張って下さい😆応援しています。 (10月20日 10時) (レス) id: b10205217f (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます😭頑張ります (10月11日 8時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨霧 | 作成日時:2023年10月11日 5時

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