祀り姫は宿儺の器に成り代わる弐【呪術廻戦】

96章、姉妹校交流会 ページ49

京都姉妹校交流会当日

｢なんで皆手ぶらなの！｣

釘崎の言葉に首を傾げる東京校一同
どうやら京都に行くと思っていたようだが、
今回は東京で交流会をやるらしく
釘崎は絶句の表情である。
そんな話をしていれば、京都校が涼し気な顔で現れた。

｢あら？お出迎え気色悪い｣

真衣の発言と共に現れた生徒は
全員呪力量は並以上だった。

｢うるせえ！早く菓子折りだせやコラ！｣

真衣の発言にムカついたのか釘崎も京都校を挑発する。

｢怖……｣

呆れ顔にそう漏らすは京都校3年
西宮桃
その隣に立つのはまるでロボットのような生徒
京都校2年究極メカ丸

｢乙骨が居ないのはいいとしテ……1年2人とはハンデがでかすぎないカ｣

チームワークはバラバラのような感じのする彼らだから、おそらく彼等のまとめ役
京都校3年加茂 憲紀は伏黒 を見つめていた。

｢呪術師に歳は関係ないよ特に伏黒君彼は禪院家の血筋だが宗家より出来がいいらしい｣

加茂の言葉に不機嫌そうな真衣……
やはり仲が悪いと思われる彼等の引率は
準1級呪術師
庵 歌姫だ。

京都校の引率はいる中……東京校の引率役である五条の姿はなく。歌姫はためき混じりに
彼等に聞く。

｢はーい内輪で喧嘩しないで……まったくこの子らは……で？あの馬鹿は?｣

｢悟は遅刻だ。｣

｢悟が時間通りに来るわけないだろ｣

五条についてそんな話をされていると何やらでかい箱を引っ張りながら五条が皆んなの前に現れる。
何やら気持ち悪い人形も持っており、
五条は海外に出張していたらしく。人形は京都校の生徒への土産だったらしい。
呆れ顔の東京校勢に五条は言った。

｢そして、東京都の皆にはこちら！｣

蓋を開いたその瞬間、京都校、東京校の生徒はその箱から放たれる呪力に警戒をした。
そして現れたのは、

｢故人の虎杖悠里ちゃんでーす！｣

｢先生……これ解いて欲しいんだけど……｣

身体にリボンが巻かれた彼女は
そう言いながら伏黒と釘崎を見て笑った。

｢ふふっただいま！伏黒君！野薔薇ちゃん！元気そうでなにより！｣

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