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87章、天敵 ページ40

彼女が手を振り落とすと
真人の身体を一瞬にして切り裂く
その技に真人は目を丸くした。

「あはは姫!!
斬撃も使えるんだね?」

「しかも……魂ごと切り裂かれるとは……これは中々お互いに天敵だね」

「そうだ!魂の存在を
わかるものどうし楽しもう!!」

真人は先程よりもスピードをあげ
彼女に攻撃を投げかける。
何度も何度も彼女はその攻撃を呪力で弾き返す
そのうち、彼女は少しの立ちくらみを感じる。
っ……まだ倒れる訳にはいかないのに
彼女の呪術は力によりその消費量が違う。
天惡は魂ごと一瞬にして切り裂く大技に近い
まあ使い道は他にもあるのだが、
それはまた別の時に話すとしよう。
文字通り数字が上がれば上がるほど
その消費量も上がっていくのだ。
彼女はふらつきを感じながらも真人と戦い続けた。

が、真人も容赦なく彼女に腕を振り上げる。
その時だった。七海が彼女の前で攻撃を弾き返してくれたのは、

「七海さん……」
「説教は後で現状報告を」

七海の言葉に
彼女は咄嗟に血だらけになっている手を隠す。
それを見て、七海はため息を吐き言った。

「吉野順平にあなたが何をしたのか分かりませんが……」

「彼なら、先程倒れてるのを見つけて伊地知くんに任せてあります」

「で他は?」

「…体育館に生徒が全員います1人は重症です早めの処置が必要かと思います」

「まずあなたの身体の事を……」

「私は大丈夫です」

「顔色があまりよろしくないような気がしますそれに……その手」

「っ……気のせいです」

彼女の反応に七海は先程ついたため息より
深く息を吐くと
目の前に立つ真人を睨みつける。
一方彼の登場に
真人は彼女につけられた傷を撫でながら
面白くなさげに呟く。

「なんだやっぱりぴんぴんしてんじゃん七三術師お互い無事で何よりだね?ハグでもする?」

「まあ、俺は姫としたいけどさあ!
今俺…姫と話してるんだから……部外者は引っ込んでてよ……」

真人の話に七海は目を見開くとすぐ彼女の方を見つめグラサンを少しあげた。

「なるほどやっぱり姫というのはあなたなんですね虎杖さん」

「っ」

七海の言葉に彼女は顔をただ歪めた。

88章、攻防→←86章、痴れ者



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設定タグ:成り代わり , 呪術廻戦 , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
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雨霧(プロフ) - ミツさん» 素敵なコメントありがとうございますじゃんじゃん頑張りますのでお楽しみに( *˙ω˙*)و グッ! (10月23日 16時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - ありがとう!!沢山の更新があって、私は嬉しさと涙でいっぱいでっす( ; ; )七海さん、かっこいいでっす(≧∇≦)順平、真人も出てきたので、物語が面白くなります(^^)雨霧様のオリジナルは素晴らしいので何度も読み返してしまいます(^^)いつも楽しみに待ってます! (10月23日 14時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - プスメラウィッチさん» わあ!!嬉しい頑張ります (10月20日 11時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - 雨霧さん、初めまして、続き頑張って下さい😆応援しています。 (10月20日 10時) (レス) id: b10205217f (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます😭頑張ります (10月11日 8時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨霧 | 作成日時:2023年10月11日 5時

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