79章、人が好きで嫌い ページ32
「あははっ！そこなんだよ姫のかわいい所はさ」
夏油の笑みに真人が首を傾げていると、
彼は笑いすぎてでた涙を拭き取った。
「あの子はね！わざと吉野順平の母親を助けなかったのさ！本来なら助けられるのに、あえて瀕死の状態で生かしたんだよ」
「へぇー？なんで？」
「あの子は神の子だからね…少しだけ我々の思惑にも気づいているのかもしれない。」
「けどそれでも、別に吉野凪は生かさなくてもいい…」
「なのに生かしたのは、吉野順平が彼女の前で命をがろんじたからさ…」
「気づかせようとしたんだよ！大それた事の代償をね！」
「優しい彼女がしそうな事だ
あの子は人が好きで大嫌いだからね！」
夏油の話に真人も目を細め笑っていた。
「なるほど夏油はよく姫を知ってるんだね？俺たちは本能的に姫を知覚してるけど……君は」
真人の言葉に夏油の顔は愛おしいものを愛でるように赤く染っていた。
「知ってるよ……よーくね……」
「指に関しては今回は高専に回収させたかったんだ。」
「悪巧み？」
「まあね？それじゃあ私はお暇させてもらうよ」
夏油がさり残された真人は残念そうにこう呟いた。
「夏油も見てけばいいのに……きっと楽しいよ？愚かな子供が死ぬ所は」
呪達がそんな 話をする中、
悠里は2人の人物に里桜高校に行く事を止められていた。
「七海さん……私は行きますよ？」
［駄目です……理由は今朝言いましたね？］
［帳まで下りたとなるとやつは生きている上里桜高校にいる可能性が高い］
「はい…でも行かなきゃ行けません」
電話越しの七海は大量の改造人間の相手をしている最中であり、
すぐに駆けつける状況ではなかっただろう。
でも、行かなければと思った。
電話越しの彼女の声が何処か違かったから。
だから、七海は電話を切るとすぐ共に連れてきた二級呪術師…
猪野 琢真にその場を預け
彼女の元に向かう。
七海の静止など彼女はやはり聞かず
彼女が足を進めようと前に出すと
今度は伊地知が彼女を酷く引き止めた。
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雨霧(プロフ) - ミツさん» 素敵なコメントありがとうございますじゃんじゃん頑張りますのでお楽しみに( *˙ω˙*)و ｸﾞｯ! (10月23日 16時) (
レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - ありがとう！！沢山の更新があって、私は嬉しさと涙でいっぱいでっす（ ; ; ）七海さん、かっこいいでっす（≧∇≦）順平、真人も出てきたので、物語が面白くなります(^^)雨霧様のオリジナルは素晴らしいので何度も読み返してしまいます(^^)いつも楽しみに待ってます！ (10月23日 14時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - プスメラウィッチさん» わあ！！嬉しい頑張ります (10月20日 11時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - 雨霧さん、初めまして、続き頑張って下さい😆応援しています。 (10月20日 10時) (レス) id: b10205217f (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます😭頑張ります (10月11日 8時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨霧 | 作成日時：2023年10月11日 5時
