74章、彼女は全てを知っている ページ27
その言葉に彼女は目を見開いた。
これからこの人の身に起こる事を
彼女は知っているおそらく、今日彼の母親はなら行くべきではない
そう彼女は思っていると少年の話とは違い吉野が彼女の手を掴んだ。
「？吉野くん？」
「いっ……虎杖さんがいいんだったら僕ももう少し……きみと、じゃなかった……
映画の話、し、したいし」
彼の反応に
吉野の母はすぐにやにやしながらもう片方の彼女の手を握った。
「ほら！順平もいて欲しいみたいだし悠里ちゃんお腹すいてるでしょ！顔にかいてある！」
「母さん?!」
「それに、こんなに順平が嬉しそうなの久しぶりなんだ」
彼女は断れなかった。ここで断る勇気があれば
きっと……悲惨な事にはならないのに
そう思う反面……ここで帰ると
さらに物語を変えてしまうのではないかと不安になった。
あぁ……本当に先を知ってるのは嫌になるね
だからせめて……悲惨な事が募りませんように
彼女は下を向き笑い2人に手を引かれるまま吉野の家に向かうのだった。
伊地知に連絡を入れ、吉野家で食卓を囲む
悠里はそれは、幸せだっただろう。
吉野の母親はお酒を飲むと寝てしまったため
吉野は悠里と2人きりになってしまった。
「いいお母さんだね……」
吉野の母親は吉野が学校に行かなくてもいいそう吉野に言っていた。
別に何があったか聞くわけでもなく
ただその言葉が吉野の心を軽くするには十分だった。
「うん……」
「虎杖さんのお母さんはどんな人？」
吉野のそんな質問に彼女は吉野の片付けを手伝いながらに言った。
「私はお母さん……会った事ないよ」
「え？」
「おじいちゃんが唯一の家族だったの……お父さんも早くに死んじゃったから」
「だから……順平くんが少し羨ましいよ……本当にいいお母さんだね？」
彼女は笑っていた。
羨ましい……それは嘘ではないなぜなら
彼女は前世も今も両親は普通の両親では無かったからだ。
母親からの愛情はほとんどもらった事がない。
話を聞いていた少年の父は優しげだが、
結局は死んでしまったし、
母親は姿を消してるに等しい……
そんな中、温もりをくれたのは祖父だけだ。
吉野は彼女の悲しげな顔に罰が悪そうな顔をする。
彼女はその顔に一緒に映画を見る約束をした為切り替えようと映画をとった。
「これ見よう！」
吉野はそんな彼女にふと質問をする。
「虎杖さんはさ……呪術師なんだよね」
「そうだよ」
「人を……殺したことある？」
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雨霧(プロフ) - ミツさん» 素敵なコメントありがとうございますじゃんじゃん頑張りますのでお楽しみに( *˙ω˙*)و ｸﾞｯ! (10月23日 16時) (
レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - ありがとう！！沢山の更新があって、私は嬉しさと涙でいっぱいでっす（ ; ; ）七海さん、かっこいいでっす（≧∇≦）順平、真人も出てきたので、物語が面白くなります(^^)雨霧様のオリジナルは素晴らしいので何度も読み返してしまいます(^^)いつも楽しみに待ってます！ (10月23日 14時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - プスメラウィッチさん» わあ！！嬉しい頑張ります (10月20日 11時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - 雨霧さん、初めまして、続き頑張って下さい😆応援しています。 (10月20日 10時) (レス) id: b10205217f (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます😭頑張ります (10月11日 8時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨霧 | 作成日時：2023年10月11日 5時
