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69章、嘘つきな彼女 ページ22

「すみません?私吉野くんにこの前男の方に襲われそうになったのを助けて貰いまして……その時彼怪我をしちゃったみたいなんです」

「だから、学校にも行けてなかったみたいで……」

彼女の顔に雰囲気に
外村は思わず頬を染めた
それくらい目の前の少女の容姿は整っていた。
彼女の言葉に外村は頭を搔くと
吉野にいう。

「そうなのか吉野、なら怪我治して学校に来いよ?」

「は、はい……」

まあ、全て彼女のでちあげた嘘なのだが、
吉野は彼女に守られ少し胸がほっとした。
外村はその後ぶつくさと言いつつもその場をさり、悠里と吉野だけが道に残された。

「良かったね?やっと行ったねあの人」

「よくもあんな嘘を……」

「ふふっ君を傷つけないで、先生を追っ払うには丁度いい嘘でしょ?」

彼女は笑いながら吉野を見つめる。
その瞳はまるで自分を探られていそうで、吉野は少し萎縮した。
彼女は嘘つきだ。あんな嘘簡単に信じさせられる。


「それに、貴方あの人嫌いでしょ?嫌いな人にさらに嫌な話をされたり
さらに嫌な事されるよりマシかなぁって思ったの」

「なんで……」

「なんとなくだよ?ずっと家の前に立たれたくないだろうなあと思っただけだよ?
あ、そうだ話さなきゃいけないことあったんだ!
とりあえず場所変えて話そっか?」

そんな彼女に手を握られ
吉野は彼女の思うままに歩かされた。
河川沿いまで来て
彼女は伊地知に電話を一応入れるが
何やら取り込み中らしく中々繋がらない。
だから、階段にすわる吉野の隣に少年がやった事と同じように腰をかけ質問する。

「ねえ?君はさ吉野くん?この気持ち悪いものが見えるよね?」

「え…うんでも、見えるようになったのは最近なんだ。」

「じゃあ単刀直入に聞くね?君がいた映画館で人が死んでるの…知ってるかな?何か見なかった?」

彼女の問いに、吉野の頭にあの日から話をしているツギハギの男の顔が過ぎるが彼は咄嗟に、首を振った。
理由は彼女の着ている服が呪術師のものでその人物の敵にあたる者だったからだ。
だが、吉野は彼女は不思議な雰囲気と
話がしやすに虜になっていた。

「知らないならいいよ…そうだ!映画何見てたの?」

彼女の問いに吉野のはすぐに目をそらす
同じ価値観の人にあったことがないからだ。

「言っても分からないよ」

彼の反応に彼女は顔を近づけるとイタズラな笑みを向けこう言った。

「ふふっ……当ててあげようか?みみず人間3でしょ!」

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設定タグ:成り代わり , 呪術廻戦 , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
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雨霧(プロフ) - ミツさん» 素敵なコメントありがとうございますじゃんじゃん頑張りますのでお楽しみに( *˙ω˙*)و グッ! (10月23日 16時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - ありがとう!!沢山の更新があって、私は嬉しさと涙でいっぱいでっす( ; ; )七海さん、かっこいいでっす(≧∇≦)順平、真人も出てきたので、物語が面白くなります(^^)雨霧様のオリジナルは素晴らしいので何度も読み返してしまいます(^^)いつも楽しみに待ってます! (10月23日 14時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - プスメラウィッチさん» わあ!!嬉しい頑張ります (10月20日 11時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - 雨霧さん、初めまして、続き頑張って下さい😆応援しています。 (10月20日 10時) (レス) id: b10205217f (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます😭頑張ります (10月11日 8時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨霧 | 作成日時:2023年10月11日 5時

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