68章、悲幸少年 ページ21
｢居ましたね｣
｢私服ですね｣
｢高校にはしばらく行っていないみたいです｣
伊地知の車に乗り彼女は吉野順平を尾行していた。
吉野を監視尾行の任務のため
伊地知は悠里に鳥かごに入った2匹の低級の呪霊を持たせる。
伊地知が話す任務的には、まず1、人気の無い場所で呪いを放ち、悠里がそれを救うという内容だった。
そこで考えられる対処としては、
�ー�いを視認できない一般人の場合悠里が救出
�⊆�いを視認でき対処するすべがない場合、これも同様に救出
そして��呪術で呪いを払えた場合即時拘束
力ずくで止めること、�さ般扈臺燭�2級以上のポテンシャルがあった場合……七海と合流
との事らしい。
伊地知の説明を聞き、彼女は吉野順平を見て
笑った。
｢伊地知さん…多分彼見えるよ？｣
｢え？なぜわかるんです？｣
｢ふふっ内緒です。
でも少し私に任せてくれませんか？……｣
彼女の笑みに、
彼女の強さを知る伊地知は眉を下げた。
｢わかりました……任せますがくれぐれも無理をしないでくださいね！｣
｢虎杖さんいるだけで目立つんですから…貴方に何かあったら…私色んな人に殺されちゃうかもしれないので……｣
｢ん？……なんで殺されちゃうんです？
でも、まあ……わかりました｣
伊地知の忠告を耳にしながら、彼女はそっと車を降りる。
気配を消し、彼女は伊地知から借りた呪いを抱き抱えながら、吉野をつけた。
そんな中で吉野に誰かが声をかける。
｢吉野ぉどこいってたんだ。｣
吉野はその誰かを見て明らかに顔をひきつらせた。
彼は外村、吉野の担任の先生だった。
｢ダメじゃないか学校サボって｣
｢外村……先生｣
｢聞いたか？佐山、西村、本田亡くなったってお前仲良かったよなあ？｣
その言葉に吉野の中で憎悪が吹き荒れる。
仲良かった事などないからだ。
タバコや虫写真……すべてで自身をいじめていた彼等と仲良しなどと言われたら溜まったもんじゃない。
ブツブツと思いを放ち、吉野がそのまま構えた瞬間、彼の前に茶色い長い髪が靡くのがみえた。
それと同じく手に持つ呪いもしっかりと見える。
その人物の顔に吉野は思わず固まった。
なぜなら、その人物は
彼が慕う男が大事そうに見ていた姫だったから
｢吉野くん？だよね？ちょっといいかな？聞きたいことがあるの｣
彼女の声に彼女の姿に動揺する吉野、
そんな2人を見て
外村はムカついたのか彼女に言った。
｢待て今俺が話しかけてるだろ…って｣
外村の言葉に彼女は妖艶に微笑んだ。
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雨霧(プロフ) - ミツさん» 素敵なコメントありがとうございますじゃんじゃん頑張りますのでお楽しみに( *˙ω˙*)و ｸﾞｯ! (10月23日 16時) (
レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - ありがとう！！沢山の更新があって、私は嬉しさと涙でいっぱいでっす（ ; ; ）七海さん、かっこいいでっす（≧∇≦）順平、真人も出てきたので、物語が面白くなります(^^)雨霧様のオリジナルは素晴らしいので何度も読み返してしまいます(^^)いつも楽しみに待ってます！ (10月23日 14時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - プスメラウィッチさん» わあ！！嬉しい頑張ります (10月20日 11時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - 雨霧さん、初めまして、続き頑張って下さい😆応援しています。 (10月20日 10時) (レス) id: b10205217f (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます😭頑張ります (10月11日 8時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨霧 | 作成日時：2023年10月11日 5時
