60章、出会いの歯車 ページ13
「去年の夏油傑の一件、そして、現れた宿儺の器いや、お前達はとんでもない見落としをしてた」
「ほう?」
「虎杖悠里はただの器じゃないよ?」
「それはどういう?」
「教えてやるかよジジィ?自分で調べれば?
だがな?わからないか?」
「アンタらがしょーもない地位や伝統のために塞き止めていた力の波がもうどうしようもなく大きくなって押し寄せてんだよ」
「これからの世代は特級なんてもんじゃ測れない」
「牙を剥くのが僕だけだと思ってるなら痛い目見るよ?」
「おじいちゃん?」
五条これからの未来と1人の少女を守るために目の前の敵を挑発した。
彼の挑発に当てられ楽巌寺もまた雰囲気を変えるが
五条はそのまま去っていった。
その後彼女と合流し、任務を監督する五条は伊地知とともに彼女について話す。彼女は強いそれは、一緒に任務に付き添っている伊地知や五条はそれをわかっている。
「五条さん虎杖さん、呪力使えなかったんじゃあ」
「いや?悠里は元々使えるよ?
誰に習ったんだか知らないけど、かなり上手いしね」
「でも教えた人目星ついてるんですよね?」
「まあね、恐らく夏油傑だろう」
「夏油さんが?!」
「アイツのことだ。悠里に自衛のために教えたんだと思うよ」
そう悠里に呪術を教えたのは紛れもない夏油だった
何度か来ては彼女に自身を守るすべを教えていた。さらに、彼女の周りに呪術師や呪霊があまり寄り付かなかったのも、恐らく夏油の仕業だろう。五条は我ながら親友に思う。
恐らく彼は自身に
彼女を託すために上から隠していたのだろう
「傑がやりそうな事だよ…それに、悠里…傑の事大好きだし…」
「五条さん少し不機嫌になりました?」
「伊地知うるさい」
「ご、ごめんなさい」
彼女は天禮姫だ。これから何があろうと
呪いや上層部に渡してはならない。彼女のちからは強大だ。
だから友は彼女を守った。彼女が彼の拠り所になっていたから、なら、
「まあ、僕もあの子を守るまでさ」
そして、一月後9月
神奈川川崎市
キネマシネマ
上映終了後男子高校生3名の変死体を
従業員が発見
死因、頭部変形による脳圧上昇、呼吸麻痺
新たなな出会いの時が迫っていた。
「あの…映画館のあなたがやったんですか?」
「へえ?君僕が見えるんだ?」
「凄惨な現場です覚悟はいいですか?」
「虎杖さん」
彼女は高専にいる頃より風格があり、
そして長い髪をなびかせ笑う。
「はい大丈夫です!」
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雨霧(プロフ) - ミツさん» 素敵なコメントありがとうございますじゃんじゃん頑張りますのでお楽しみに( *˙ω˙*)و グッ! (10月23日 16時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - ありがとう!!沢山の更新があって、私は嬉しさと涙でいっぱいでっす( ; ; )七海さん、かっこいいでっす(≧∇≦)順平、真人も出てきたので、物語が面白くなります(^^)雨霧様のオリジナルは素晴らしいので何度も読み返してしまいます(^^)いつも楽しみに待ってます! (10月23日 14時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - プスメラウィッチさん» わあ!!嬉しい頑張ります (10月20日 11時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - 雨霧さん、初めまして、続き頑張って下さい😆応援しています。 (10月20日 10時) (レス) id: b10205217f (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます😭頑張ります (10月11日 8時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨霧 | 作成日時:2023年10月11日 5時